私立医学部も終盤に入りました。医学部志望者全員
が医学部に進学出来るわけではありません。中には、
医学部以外の学部に進学する受験生もいるでしょう。
医学部志望者が医学部以外の学部に進学する場合、
歯学部へ進学するケースも多くなります。医学部志
望者が歯学部へ進学する場合、地域や歯科医師国家
試験合格率、学費などを考えて決めると思います。
進学先の歯学部を決める際、「医学部に転部出来る」
という事も、進学先の決定要因としてあると思いま
す。
17の私立歯学部で、同じ大学に医学部を持つのは
岩手医科大学、昭和大学、日本大学の3大学だけです。
これまで、昭和大学は医学部への転部制度を持って
いました。このこともあって、医学部志望者の進学
先として昭和大学歯学部が選ばれることが多くありま
したが現在、昭和大学は医学部の転部制度を廃止して
います。
残る岩手医科大学と日本大学には、歯学部から医学部
への転部制度を持っています。日本大学には歯学部と
松戸歯学部がありますが、医学部への転部制度を持っ
ているのは、歯学部だけです。
ただ、日本大学の歯学部から医学部への転部は、制度
はあっても実際に実施されるのは、非常に稀のようで
す。
一方、岩手医科大学の歯学部から医学部への転部は
機能しています。岩手医科大学歯学部の入試難易度は
高くありません。飛び抜けて優秀な歯学部入学者は、
いないと思います。
このことを考えると、岩手医科大学歯学部1年生全員
に医学部転部のチャンスがあると思います。