医学部受験、歯学部受験に向けて志望校のオープンキャンパスに参加する予定の受験生も多いと思います。
コロナでWEBオープンキャンパスが多かったのですが、今年は実際に大学キャンパスに行くことが出来ますので、オープンキャンパスへの参加を考えてもいいでしょう。
オープンキャンパスに参加すると時間は取られますので、オープンキャンパスに参加するなら「参加して良かった」と思えるオープンキャンパスにして下さい。
オープンキャンパスに参加する意義として、まず「モチベーションが上がる」ということがあります。
やはり、実際に志望校に行ってみることで、「絶対、ここに進学したい!」という気持ちが強くなるでしょう。
受験勉強が行き詰った時にオープンキャンパスのことを思い出せば、気持ちが少しは前向きになると思います。
そして、私が考えるオープンキャンパスに参加する意義の第一は、「その大学の志望理由が
言いやすくなる」です。
医学部受験、歯学部受験では志望理由書や面接で、「大学志望理由」を聞かますが、「何を言えばいいのか分からない」という受験生は少なくありません。
大学志望理由ですから、「この大学でなければならない」ということを言いたいところです。
医学部も歯学部も、最終的に国家試験が待ち受けていますので、どの大学も基本的に「モデルコアカリキュラム」に沿って授業が行われます。
ですから、「大学によって教育内容が異なる」、ということはありません。
もちろん、大学独自の授業もありますが短期間のものがほとんどです。
大学志望理由で教育内容に触れるのはいいのですが、「それは他の大学でもやっているよ」とならないように気を付けて下さい。
大学志望理由では、教育内容以外のことも準備しておいて下さい。
出来れば、パンフレットに載っていないことを準備したいところです。
それをオープンキャンパスに参加することで見つけて下さい。
そのためには、「積極的に聞く、質問する」ことが大切です。
医学部でも歯学部でも、オープンキャンパスでは教員、在学生、入試担当や広報担当の事務職員と話す機会があると思います。
その機会を生かして、「この大学の、他には無い特徴」を聞いてください。
学生には、「この大学に入って良かったと思う点」について聞いてみて下さい。
「どんな勉強をしたのか」、を聞くのもいいでしょう。
キャンパスツアーでは施設を見るだけでなく、キャンパスにいる学生の雰囲気を感じて下さい。
事務職員には医学部入試、歯学部入試について具体的に聞いてみて下さい。
過去問が無ければ、「どのような問題が出題されるのか」、「どういった準備を進めるといいのか」、さらに「合格最低点は何点か?」、「小論文の評価基準は?」、「面接では、どこを見ているのか?」といったことを積極的に聞くといいでしょう。
医学部受験生、歯学部受験生がオープンキャンパスに参加するのであれば「医学部受験、歯学部受験に役立つ」ような、オープンキャンパスにして下さい。