医学部入試

日本医科大学が募集人員10名で、新たにグローバル特別選抜を実施

私立医学部で「御三家」と言えば慶應義塾大学医学部、東京慈恵会医科大学医学部そして、日本医科大学医学部を指します。

日本医科大学は済生学舎から続く、大変な伝統校です。

 

1年次は武蔵境キャンパスで、兄弟校の日本獣医生命科学大学と同じキャンパスの中で学びます。

2年次からは附属病院に隣接した千駄木キャンパスで学びます。

千駄木キャンパスの隣にはゆったりとした根津神社があり、非常に落ち着いた環境です。

 

医学部受験生の人気も高く、私立医学部受験の偏差値ランキングでも、最上位の1校となっています。

 

その日本医科大学医学部が、新たに募集人員10名で「グローバル特別選抜」を実施することになりました。

 

日本医科大学では、これまで「大学入学共通テスト国語併用試験」を行っていましたが、この「国語併用試験」を「グローバル特別選抜」にブラッシュアップしています。

これまでの「国語併用試験」は一般選抜後期で行われていましたが、「グローバル特別選抜」は、一般選抜前期の日程で行われます。

 

日本医科大学が新たに実施する「グローバル特別選抜」も、これまでの「国語併用試験」と同じように、共通テストの国語を受験する必要があります。

共通テストの国語は、古文・漢文も含めて配点は200点となっています。

 

共通テストを受験後、2月1日に日本医科大学医学部の一般選抜前期1次試験を受験することになります。

配点は英語300点、数学300点、理科2科目400点、の合計1000点満点で行われ、

共通テストの国語と合わせて、1200点満点で1次試験の合否が判定されます。

1次試験合格者は、小論文と面接の2次試験に進みます。

 

ここまでは、これまでの「国語併用試験」と同じですが、受験資格が変更になっています。

新しい「グローバル特別選抜」は、受験資格に「英語外部試験の成績が基準以上であること」とあります。

具体的には、「英検準1級」、「GTEC1100」などの基準が設けられています。

 

この「グローバル特別選抜」は、一般選抜前期との併願が認められていますので受験資格を満たすのであれば、出願を考えていいでしょう。

「グローバル特別選抜」の成績上位10名のうち、入学者は特待生として入学時と2年次の授業料、500万円が免除されます。

 

先日のこのブログでもお伝えしましたが、日本医科大学は医学部入試で「女子差別」や「年齢差別」はありませんので、性別や年齢を気にせず受験してください。

 

なお、日本医科大学の医学部入試では募集人員の変更があります。

これまで募集人員86名だった一般選抜前期の募集人員は、10名減の76名となります。

募集人員23名だった一般選抜後期は、10名増の33名となります。

 

日本医科大学の一般前期の募集人員が10名減りますので、入試難易度が上がるかもしれません。

単純に言うと、「上位86位までが合格」が「上位76位までが合格」になります。

ただ、日本医科大学志望者はこういったことを気にせず自信を持って日本医科大学を受験してください。