医学部入試

自分のライバルは誰なのか、ここを間違えると合格も遠のく

明日から3連休、そしてお盆になります。

高速道路の渋滞や交通機関の混雑ぶりを見ると、世の中は長期休みモードに入りつつあると感じます。

 

そんな中、受験生の皆さんは医学部受験、歯学部受験に向けて毎日、懸命に勉強に励んでいることでしょう。

「ライバルに負けていられない」という気持ちを持って頑張っていると思います。

 

ここで注意が必要です。

「ライバル」とは、具体的に誰を指しますか?

 

現役生の場合、高校の同級生を思い浮かべることが多いのではないでしょうか?

では、その同級生は自分と同じ私立医学部または私立歯学部志望ですか?

 

進学校と言われる高校の場合、国公立大学を目指すことが当たり前の雰囲気であることがほとんどです。

高校の合格実績も「国公立大学何名合格」と、まず国公立大学の合格実績が強調されます。

地方の高校なら、地元の国立大学に何人合格したかを競うようなムードがあります。

生徒の多くも、まずは国公立大学を目指します。

 

国公立大学志望者は共通テストの受験が必須ですので共通テスト対策も考えなければなりません。

共通テスト後の各大学での個別学力試験(2次試験)では、試験時間は長く設定され難しめの問題が出題されます。

難しい問題を、じっくり時間を掛けて解くことが求められます。

 

一方、私立医学部入試や私立歯学部入試では多くの場合、問題そのものは国公立2次試験に較べれば取り組みやすいものの、試験時間は短く設定されます。

私立医学部入試や私立歯学部入試では、短い時間の中で手際よく問題を解くことが求められます。

 

国公立大学志望者と私立医学部志望者、私立歯学部志望者ではやるべきことが違います。

国公立大学志望の同級生が、国公立2次試験対策として難しい問題に取り組んでいるのを見て、「ライバルが難しい問題をやっているから自分も難しい問題に取り組まなければ」と

思ってしまうと、自分がやるべきことからズレてしまいます。

 

自分の本当のライバルは誰なのかを、間違えないようにして下さい。