医学部入試

2024年度私立医学部一般選抜の最大のポイントは、この日!!

 

       目次

 

1. 私立医学部一般選抜では試験日の変更が多い

2. 2024年度医学部入試は愛知医科大学から

3. 医学部入試最大のポイントは1月21日

 

1.私立医学部一般選抜では試験日の変更が多い

 

来年1月からの2024年度私立医学部一般選抜の試験日が出揃っています。

昨年の医学部入試日程と比べると、1次試験日が繰り上がっていたり繰り下がっていたりする大学が少なくありません。

 

今年は2月9日(木)に1次試験を行った東京慈恵会医科大学は、1次試験日を大きく繰り下げ来年は2月18日(日)に1次試験を行うことになりました。

これにより、「東京慈恵会医科大学の1次試験の翌日に、慶應義塾大学医学部の1次試験」となりました。

 

今年の医学部一般選抜では慶應義塾大学医学部1次試験の前1週間は、医学部1次試験はありませんでした。

多少の2次試験はありましたが、体調を十分に整えて慶應義塾大学医学部入試に臨めました。

それが東京慈恵会医科大学の1次試験日が繰り下げられたことで、2024年度は学力上位の受験生は2日連続の1次試験となりそうです。

 

今年の1月19日(木)に1次試験を行った藤田医科大学は、2024年度入試では1次試験を2月4日(日)に行うことになりました。

藤田医科大学の1次試験日は2週間以上も遅くなりました。

 

今年の1月24日(火)に1次試験を行った聖マリンアンナ医科大学の1次試験ですが、来年は2月8日に行われることになりました。

聖マリアンナ医科大学の今年の1次試験日は愛知医科大学と重なっていたのですが、来年の1次試験は他の医学部との重複は無くなりました。

 

2.2024年度医学部入試は愛知医科大学から

 

聖マリアンナ医科大学と1次試験日が重なっていた愛知医科大学ですが、来年は1月16日(火)に1週間、繰り上がりました。

 

これにより、来年の私立医学部一般選抜は愛知医科大学医学部1次試験からスタートすることになりました。

 

共通テストの2日目を終え、その翌々日から2024年度私立医学部一般選抜のスタートです。

 

愛知医科大学医学部1次試験の翌日は岩手医科大学医学部、国際医療福祉大学医学部の1次試験が行われます。

 

2024年1月の私立医学部1次試験

 

1月16日 愛知医科大学
  17日 岩手医科大学 国際医療福祉大学
  18日  
  19日 杏林大学

 

来年1月からの2024年度私立医学部一般選抜は、「どこから受けるか」が、まず重要です。

なるべく早くに1次試験合格を勝ち取ることで、「行ける!!」という気持ちで医学部受験に臨むことが出来ます。

医学部受験では、誰もが多少なりとも不安を持って試験に臨んでいます。

なかなか1次試験での合格が出ないと、不安な気持ちが膨らみます。

 

愛知医科大学、岩手医科大学医学部、国際医療福祉大学医学部、杏林大学医学部のうち、どの大学から受験をスタートさせるのか、ここは慎重に考えて下さい。

 

私は、「前半は手堅く」をオススメします。

 

3.医学部入試最大のポイントは1月21日

 

そして、2024年度私立医学部一般選抜の最大のポイントは1月21日だと考えています。

 

 

1月20日 東北医科薬科大学
  21日 獨協医科大学 川崎医科大学
  22日 獨協医科大学 自治医科大学
  23日 自治医科大学

 

1月21日(日)には、獨協医科大学と川崎医科大学の1次試験が行われます。

この日に、「どちらの大学を受けるのか」、あるいは「どちらの大学も受けないのか」は、医学部受験の結果に大きく影響すると思います。

 

河合塾も駿台予備学校もベネッセも、私立医学部偏差値ランキングで、ボーダーライン偏差値を最も低くしているのは川崎医科大学です。

獨協医科大学も、「偏差値」は低く示されています。

私立医学部に「易しい大学」「入りやすい大学」はありませんが、私立医学部の中では川崎医科大学、獨協医科大学は「取り組みやすい医学部」とされています。

 

私立医学部偏差値ランキング 2024年度入試

 

  駿台 河合塾
岩手医科大学 54 62.5
獨協医科大学 54 62.5
埼玉医科大学 54 62.5
川崎医科大学 52 60.0

 

学力上位の受験生は別として、多くの医学部受験生の本音は「どこでもいいから医学部に合格したい」でしょう。

それだけ私立医学部は、難しいということです。

 

私立医学部の受験校選定は、学費や地域など様々な要因がありますので「絶対に受けるべき」とは考えませんが、獨協医科大学と川崎医科大学の受験は検討に値すると思います。

 

日程的にも早めの1次試験ですから1次試験合格となれば、その後の医学部受験にもいい影響を与えると思います。

 

ちなみに、獨協医科大学の1次試験日は2日間設けられています。

2日のうち、どちらか1日だけを受験しても構いませんし、2日とも受験するのも「有り」です。

 

また、川崎医科大学の受験を考える時は、「移動」も考えて下さい。

川崎医科大学の試験会場は、岡山県倉敷市の川崎医科大学キャンパス1か所です。

試験の前日には、川崎医科大学の近くまで行っておく必要があります。

また、1次試験の終了時間は17時です。

そこからもう一度、「移動」となります。

倉敷から東京品川までは3時間半ほどかかります。

 

様々な要因を勘案して来年1月21日の私立医学部受験をどうするのか、考えてみて下さい。

 

2024年度の私立医学部入試では、他にも非常に重要となる日があります。

それについては、こちらをご覧ください。