多くの高校生は、明日で夏休みが終わります。
「夏」の成果は、どうだったでしょうか?
医学部受験、歯学部受験は国公立大学と私立大学に分かれます。
国公立大学医学部または、国公立大学歯学部だけを受験する予定の受験生も多いと思いますが、国公立大学医学部と私立大学医学部を併願するつもりでいる受験生もいるでしょう。
同じように国公立歯学部と私立歯学部の併願を考えている受験生も、多いとは思いませんがいるでしょう。
医学部でも歯学部でも、国公立大学と私立大学の併願は簡単ではありません。
国公立医学部、歯学部を受験するとなると共通テスト対策をやらないわけには、行きません。
しかし、私立大学の医学部や歯学部では共通テストは必ずしも必要というわけではありません。
むしろ私立医学部受験、私立歯学部受験では共通テストを利用しない受験生が圧倒的に多くなります。
国公立医学部入試、国公立歯学部入試では、共通テストを受験した後に各大学の個別試験学力試験(2次試験)を受けることになります。
この国公立大学の2次試験は、試験時間は長いもののその分、問題そのものは難しくなります。
国公立医学部、歯学部の2次試験対策としては「難しい問題」に取り組む必要があります。
しかし私立医学部入試、私立歯学部入試では、国公立大学の2次試験で出題されるような難問は解けなくても十分に合格出来ます。
そもそも「難問」の出題自体、多くはありません。
これまで述べてきたように医学部受験でも歯学部受験でも、国公立大学を受験するとなると、やらなければならないことが一気に拡大します。
私立大学の医学部や歯学部は、国公立大学に較べて学費負担は非常に大きくなります。
受験生が勝手に決めるわけには行きませんが、私立と国公立の併願を考えているのであれば、親御さんと相談しながら私立医学部、私立歯学部に絞ることも考えていいと思います。
「夏に頑張ったので、私立も受けるけど国公立メインで考えたい」という受験生もいるでしょう。
それでいいと思います。
しかし、「夏休みは思ったほど勉強が進まなかった」という受験生で、親御さんから「私立でもいい」と言われている受験生は、私立に絞ることを検討してもいいと思います。
私立に絞らなければならない、ということはありませんが私立医学部受験、私立歯学部受験に絞った場合、やるべきことはかなりスッキリします。
医学部や歯学部を目指している受験生で、現時点では国公立と私立の併願を予定している受験生は、夏の終わりに併願するのかどうかを一度考えてみてもいいでしょう。
その際は、保護者ともきちんと話すことを忘れないでください。