医学部入試

10月が医学部受験、歯学部受験に重要な2つ目の理由

昨日は医学部受験、歯学部受験にとって10月が非常に重要な月である1つ目の理由をお伝えしました。

今日は医学部受験、歯学部受験にとって10月が重要な月である、2つ目の理由です。

 

それはまず、「共通テストを受けるのか?」そして、「私立医学部受験、私立歯学部受験を考えている受験生は、国公立との併願をどうするかを決める月」と言う点です。

 

まず、共通テストですが9月25日(月)に始まった出願受付の締め切りは明後日、10月5日(木)になります。

共通テストの出願を迷っている受験生も消印有効ですから、まだ間に合います。

「受けるかどうか分からないが、出すだけ出す」は有効な作戦だと思いますが、出願しなければ、「受けたい」と、後で思っても受けることは出来ません。

 

国公立医学部、国公立歯学部を受けるのであれば共通テストは必須ですが私立医学部入試、私立歯学部入試にも、共通テスト利用入試があります。

例え私立医学部、私立歯学部専願であっても、10月には共通テストへの対応を決めなければなりません。

「共通テスト利用入試を本気で考えるのか、どうか」を決める月が10月です。

 

そして私立医学部受験、私立歯学部受験を考えている受験生にとって10月は、「私立専願なのか、国公立と私立併願なのか」を決める月です。

 

医学部のAO入試や歯学部の推薦入試を受けるにしても、一般選抜への準備は推薦・AOの合格通知を手にするまで続ける必要があります。

「私立専願で行くのか、国公立を併願するのか」によって11月、12月の学習内容が大きく変わります。

 

国公立と私立を併願するのであれば、共通テスト対策をやらないわけには行きません。

国語や地歴公民にも時間を割く必要があります。

かといって私立医学部入試対策、私立歯学部入試対策もやらなければなりません。

 

私立医学部受験、私立歯学部受験だけを考えるのなら「私立対策に集中」出来ます。

 

「国公立医学部、歯学部との併願を、するのかしないのか」の決断を先延ばしにして最終的に「私立だけで行く」となれば、「国語や地歴公民に費やした時間は何だったのか?」となってしまいます。

 

共通テスト利用入試があるとは言え、「的確な受験戦略」とは到底言えません。

 

10月中には、「私立専願なのか、国公立と併願するのか」を決める必要がありますが、模試の結果が10月中に戻って来たら、それを判断材料にするといいと思います。

 

模試の結果を見て、「頑張れば国公立医学部、歯学部に合格出来そうなのか。それとも国公立は厳しいのか」を自分なりに判断してください。

 

「高い目標に向かってこそ、結果をつかめる」と言うのは、国語や地歴公民に時間を割くことを考えれば、私は適切な考え方だとは思いません。