医学部入試、歯学部入試に向けての受験勉強は、長い期間を必要とします。
これまで多くの医学部受験生、歯学部受験生を見て来ましたが、合格者の一つの特徴は「コンスタントに勉強出来る」です。
受験生の「やる気」は4月に「さあやるぞ!!」と高まります。
しかし、この「やる気」、「モチベーション」を、長く維持し続けることは簡単ではありません。
受験生の皆さんは、「頑張るぞ!!」とモチベーション高く勉強を始めたものの、いつの間にか、モチベーションが下がって勉強への取り組みが低下した経験を、誰もが持っているのではないでしょうか?
モチベーションを維持することは簡単ではありませんが、勉強はコンスタントに続けたいものです。
では、どうすればいいのでしょうか?
勉強することを習慣化することです。
朝、顔を洗うように、何も考えなくても勉強に向かって体が自然に動くようになれば、しめたものです。
そのためには、負担の少ないことから始めましょう。
「朝起きたら、数学の問題を解く」と決めても短い期間は出来ても、なかなか続けることは簡単ではありません。
「数学を10題解く」なら、なおさら続かないでしょう。
最初は、「昨日やった数学の問題を1題だけ解く」でいいのです。
これも難しければ、「昨日書いたノートを開く」からでも構いません。
とにかく、確実に続けることが出来ることから始め、最初はノートを開くだけだったところから、「1題だけ解く」が固まれば「3題解く」にして行けば、何も考えなくても勝手に身体が動くようになり、習慣化出来ます。
特に、朝の習慣化にこだわる必要はありません。
「この時間には、必ずこれをする」で構いません。
夕食後にすることを決めて、それが習慣化すれば夕食後の勉強がコンスタントに出来るようになります。
習慣化のコツは、「確実に出来ることから始める」です。
「最初はやれても、次第にできなくなる」とならないように、無理のないところから始めてみて下さい。
医学部受験も歯学部受験も勉強しないで合格することはありません。
短期間だけ頑張っても、合格は難しいでしょう。
医学部入試、歯学部入試の当日まで、長期間に渡って勉強をコンスタントに続けられる受験生こそが、思うような結果を出すことが出来ます。
そのために小さなことで構いませんので、勉強の習慣化に向かって「この時間には、これをやる」ということを決めて、そこから徐々にやることの量を増やしていって下さい。
きっと、勉強の習慣化からコンスタントな勉強が出来るようになります。