現在の高校2年生が現役生として受験する1年先の入試から、いわゆる「新課程入試」となります。
新課程では、これまでに無い新しい科目「情報1」が入試科目となります。
新課程では、地歴公民や国語でも変更があり、数学も「数学C」が登場します。
現在の高校2年生から下の学年が学んでいる「新課程」では現行の教育課程とは、かなり変化がありますが、最も気になるのは現在の受験生は全く触れたことの無い「情報1」がどういう扱いになるか、でしょう。
すでに「予告」として1年先の2025年度入試について各大学が発表しています。
それを見ると、国立大学では医学部入試、歯学部入試を含めて、共通テストで「情報1」を必須とする大学がほとんどになりそうです。
国立大学の共通テストの扱いは現在の「5教科7(8)科目」から「6教科8(9)科目」に大きく変化する様相を見せています。
公立大学は、国立大学ほどではありませんが医学部入試、歯学部入試ではこれまでの科目に加え、「情報1」が必須になる可能性が高いと考えていいでしょう。
私立大学の医学部入試、歯学部入試でも共通テスト利用入試がありますが、「情報1」を必須とする大学はあっても、ごく少数の見込みです。
私立医学部や私立歯学部の一般選抜(一般入試)で、英語や数学、理科に加えて「情報1」を課す大学は無さそうです。
2025年度入試から、「新課程入試」となりますが、私立医学部入試や私立歯学部入試では、「情報1」のことは気にしなくて良さそうです。
数学でも変化はありますが、これまでとベースは同じですし「旧課程」で学んだ受験生に対する「経過措置」もありますので、必要以上に不安に思う必要はありません。
落ち着いて、目の前の医学部入試、歯学部入試に集中してください。