2023年も最後の1日となりましたが、受験生の皆さんには大晦日も関係無さそうです。
とは言え1年の締めくくりの日ですから、医学部や歯学部の小論文・面接に向け2023年のニュースを振り返っておくといいでしょう。
新聞社や通信社など、各報道機関が「今年の10大ニュース」を発表しています。
それぞれの報道機関によって10大ニュースの内容や順位が異なりますが、どの報道機関の10大ニュースでもいいので見ておくといいでしょう。
医学部入試、歯学部入試で問われそうなニュースとして、今年のノーベル生理学・医学賞をカタリン・カリコさんが受賞したことが、まず挙げられます。カタリン・カリコさんがメッセンジャーRNAワクチンへの道を切り開いたことで、世界中の人がコロナ禍の中、大きな恩恵を受けました。
新型コロナウイルスの感染法上の扱いがそれまでの「2類相当」から、5月に「5類相当」に引き下げられ、季節性インフルエンザと同等の扱いになりました。
これにより、国内の社会生活が正常時に向かうことになりました。
人が集まることが出来るようになり、世の中の雰囲気が大きく変化しました。
また、海外からの観光客の受け入れも進みました。
一方で、今後出てくるであろう新たな感染症に対する準備の必要性も語られました。
社会生活を大きく変える可能性のあるニュースとして、チャットGPTなどの生成AIの登場が挙げられます。
教育現場でも「チャットGPTを使っていいのか、使うとしたらどのように使うのか」が議論されました。
医学部や歯学部でも、今後どのように使って行くのか注目されますし、小論文では「生成AI」は、狙われそうです。
国際的にも「どのように規制するのか」の議論が続いています。
「生成AI」は、医学部の小論文や面接、特にグループ討論では、使いやすいテーマだと思います。
この他に、8月に開始された福島の原子力発電所の処理水放出のニュース、今年の夏は世界的に過去最高の暑さとなったことで国連のグテレス事務総長は「地球温暖化から地球灼熱化になった」と話したことなど、「気候変動」は一層深刻な課題となったことなどが挙げられます。
ごく最近では「ALS患者への嘱託殺人」で医師に実刑判決が下されました。
これも、医学部では要注意のニュースだと思います。
特に、聖マリアンナ医科大学の面接では聞かれそうです。
これらは、詳しい知識は必要ありませんが「知らない」ではまずいでしょう。
サッとでいいので、これらのニュースに触れておくといいと思います。