昨日の午後4時10分頃、石川県の能登地方を震源とする大きな地震がありました。
地震の規模を示すマグニチュードは7.6で最大震度は、震度7でした。
この地震の影響で、津波警報も発令されました。
実際に、日本海側を中心に各地に津波が到来しました。
この大きな地震で、石川県では48名の方が無くなられたとの報道がありました。
ケガをされた方も多くいらっしゃるだけでなく、家が倒壊・半壊された方も多いでしょう。
輪島市では現在は鎮火しているものの、大規模な火災も発生して火災の被害も大きかったようです。
被災地では現在も断水していたり、停電している地域もあるようですし、避難所で避難生活を送っている方もいらっしゃいます。
昨日の大きな地震は、「令和6年能登半島地震」と名付けられました。
「能登半島で大きな地震」と聞き、金沢医科大学のことが頭に浮かびました。
石川県河北郡内灘町にある金沢医科大学は、まさに能登半島の付け根にある医科大学です。
能登半島地震に関する報道を見ていると、「内灘町」だけでなく金沢医科大学が関係する地名が多く聞かれました。
金沢医科大学の能登北部地域医療研究所のある穴水町も亡くなられた方が出るなど、大きな被害にあったようです。
金沢医科大学氷見市民病院のある富山県氷見市でも建物の倒壊やケガをされた方がいたようです。
金沢医科大学病院にも入院患者がいたとおもいますが、現在までのところ金沢医科大学や金沢医科大学病院のサイトでは、今回の地震について触れられていません。
大きな被害が無かったことを祈ります。
金沢医科大学医学部入試は1月30日(火)、31日(水)の2日間、1次試験が行われます。
今回の地震が入試に影響があるのか、気になるところです。
今回の震災に関してX(旧ツイッター)などで、偽情報が非常に多く流されているとの報道がありました。
某国による「人口地震」だとする全く根拠のない情報や過去の災害の写真や動画を加工して、「今回の震災のもの」、とするものなどが拡散している、とのことです。
マグニチュード7.3というエネルギーは、人工的に作り出すことなど到底不可能な超巨大なエネルギーと解説がありました。
都合のいいところだけを張り合わせ、あたかも根拠ある情報の様に作られた情報を信じてしまう人も少なくないようです。
被災された方の不安を煽るような偽情報には怒りを禁じえません。
また同時にSNSの拡散力には、すさまじいものがあることを改めて思い知らされます。
こんな非常時に医学部入試や歯学部入試に触れるのは、不謹慎と言われるかも知れませんが、特に医学部入試では「我々は、SNSで流れてくる偽情報にどう対応すべきか」と問われることが多くなりそうです。
また、「大規模災害時の医療機関の在り方」も問われるかもしれません。