2024年度私立医学部入試で最初の1次試験合格者の発表が、国際医療福祉大学医学部でありました。
国際医療福祉大学医学部の合格発表は、受験生本人が国際医療福祉大学医学部のインターネット出願ページのマイページにアクセスして合否を確認します。
こういった方式ですので、1次試験合格者数は不明です。
昨年の例ですと、1次試験には688名が合格し、その中から300名が正規合格となりました。
繰り上げ合格者につては公表されていませんが、繰り上げ合格者を含めると2次試験受験者の半数程度は合格通知を手にしたと思われます。
国際医療福祉大学医学部の2次試験は「面接のみ」となります。
面接官3名による30分程度の個人面接が2回行われます。
国際医療福祉大学医学部の1回目の面接では出願書類をもとに、医学部志望理由、国際医療福祉大学の志望理由などが聞かれます。
また、自己ピーアールも聞かれます。
2回目の面接では、社会で問題となっているようなテーマについて問われます。
これまで、「LGBT」や「介護職の人手不足」などについて問われました。
場合によっては3回目の面接もあり、かなり面接を重視していると思われます。
受験生の皆さんは当然、面接対策を行って実際の面接に臨むと思います。
ただ、これまで多くの受験生の面接指導を行ってきて「それで面接に行く気だったの?」
と感じることが少なくありませんでした。
「予備校で面接指導を受けて来ました」と自信を持って話す受験生も、私からすると「何やって来たの?」と言いたくなることが多々ありました。
塾や予備校、高校の先生が面接対策をいい加減にやっているとは思いません。
しかし、ほとんどの場合、「医学部の面接だから、こうだろう」という想像で面接指導を行っています。
面接指導を担当する先生に「医学部の面接は何のためにするのですか?」と聞いた時、「将来、良き医師になるかどうかを見極めるため」という答えが返ってきたら、ちょっと不安です。
医学部関係者と頻繁に会うこともなく、「医学部の面接は、こうだろう」と想像で面接指導を行っていそうです。
医学部の面接では、医学部が考えている「本音」を知ることから対策が始まります。
ただ、「面接が素晴らしい」ことで逆転合格することは、ほとんどありません。
しかし、面接が上手く行かないことで不合格となることはあります。
面接対策は、まずディフェンシブでいいでしょう。
「落とされない面接」を心掛けてください。
国際医療福祉大学医学部の入試では、面接の評価が高いと加点対象となります。
例年、5%程度の受験生が加点対象となっていることは、国際医療福祉大学のホームページにも書かれています。
加点を狙うのであれば、ディフェンシブな面接では物足りないでしょう。
「面接官がどういった答えを期待しているのか」を知ったうえで、答えを準備する必要があります。
そのためには、「医学部の本音」を分かっている先生に指導してもらうといいと思います。
もちろん私は十分に分かっていますが、そういった先生は他にもいると思います。
面接に臨む時には、十分な自信を持って臨めるように準備してください。
どこか自信を持てないようであれば面接で高い評価をもらうことは難しいと思いますので、
「これで大丈夫」というところまで頑張ってください。
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メルオンの面接指導は私が担当します。