明日1次試験が行われる兵庫医科大学医学部一般選抜Aの志願者は、募集人員約74名に対し2023名でした。
兵庫医科大学医学部一般選抜Aの志願者は過去3年、1500名から1600名程度でしたが、今年は一気に2000名を突破しました。
兵庫医科大学は総合型選抜一般枠と学校推薦型選抜一般公募でそれぞれ募集人員を2名、合計4名増やしたことから、一般選抜Aの募集人員は昨年より4名減っています。
募集人員4名減ですが、志願者は逆に359名、21.5%の増加となりました。
一般選抜Bの募集人員は約10名で変更はありませんが、志願者は86名増えました。
兵庫医科大学医学部入試の志願者はAもBも揃って増えました。
兵庫医科大学医学部一般選抜Aの合格最低点は昨年が650点満点の427点、65.7%でした。
2年前は387点、3年前が401点でした。
この合格最低点は正規合格者の最低点ですから、繰り上げ合格まで考えるともう少し下でもいいでしょう。
明日の1次試験では、まず4科目合計で400点を目標にするといいと思います。
ただ、兵庫医科大学医学部では2次試験の面接・調査書に100点の配点がありますので、
1次通過すれば2次での逆転も十分にあり得ます。
「400点を取らなければ」と自分にプレッシャーをかける必要はありません。
兵庫医科大学の英語は長文問題が3題と英訳が1題の合計4題を90分で解きます。
記述式で長文と英訳が4題ですが、昨年から大問が1題減りましたので以前に較べれば多少は時間的には楽になりました。
日本語で4行ほどの文章を英語に訳す和文英訳には時間を取られますので、長文問題を手際よく解きたいところです。
兵庫医科大学の数学は大問3題の記述式で試験時間は90分となります。
試験時間は90分ありますが、時間的な余裕は無いと思います。
大問の一つは小問集合ですが、小問集合ではあるものの手こずる問題が入っていることがあります。
小問集合は「全問解きたい」と思うでしょうが、「手強い」と感じたら先に進んだ方がいいでしょう。
また、他ではあまり見られない問い方をしてくることも少なくないので、落ち着いて問題の意図を考えてください。
兵庫医科大学の化学では、グラフ問題がよく出題されています。
グラフ問題に慣れておくと当日、落ち着いて対処できます。
小問集合は基本的な問題が出題されますので、ここは時間を掛けずに解いてしまいたいところです。
昨年の化学は割と解きやすい問題が多く、過去問演習の手ごたえも悪くなかったと思いますが、2年前までは手こずるような問題もありました。
兵庫医科大学の化学は、難化する可能性もあると思っていてください。