昨日は私立医学部4校の合格発表がありました。
岩手医科大学医学部と川崎医科大学では2024年度入試、最初の2次試験合格者の発表がありました。
岩手医科大学医学部の合格発表は、受験生自らがサイトにアクセスして合否を確認する方法ですので、合格者数や補欠者数は不明です。
過去3年の正規合格者数は昨年が140名、一昨年も140名、3年前が136名となっており、今年も正規合格者は140名程度だと思われます。
岩手医科大学医学部の補欠からの繰り上げ合格ですが昨年は81名、一昨年が92名、そして3年前が88名で、80名から90名程度が補欠から繰り上げ合格になっています。
岩手医科大学医学部の補欠者には補欠順位が付いていますので、50位くらいまでは「来る」と思っていて良さそうです。
とは言え、繰り上げ合格者数は年によって変化しますので「絶対」ではありません。
川崎医科大学の2次試験合格者は、インターネット上の情報によれば一般枠が101名、岡山県地域枠は10名、静岡県地域枠も10名、そして長崎県地域枠は6名でした。
地域枠は募集人員どおりの合格者でした。
川崎医科大学は補欠者数や繰り上げ合格者数について、これまで公表していませんので、予想することは出来ません。
昨日は北里大学医学部と兵庫医科大学で1次試験合格者の発表がありました。
北里大学医学部の1次試験合格者数は現時点で不明ですが昨年は488名、2年前は494名、3年前は458名で、450名から500名の間ではないかと思います。
北里大学医学部の面接は面接官3名による個人面接になります。
北里大学医学部に出願する際に書いて提出した「面接票」をもう一度見直しておいてください。
「面接票」に描いたことは、何を聞かれてもいいように準備しておいてください。
医学部の面接ではよく聞かれることが中心の面接ですが、「最近読んだ本」、「これまで読んだ本で一番は?」といった「本」に関することもよく聞かれています。
「本なんて読んでない」という受験生は多いのですが、答えるべき本が無い場合は、「受験勉強に忙しく最近は本を読めていませんが、入学後はこういった本を読んでみたいと思っています」と答えておいてください。
読んでみたい本の内容は、趣味に関するものでも何でも構いません。
北里大学医学部の小論文は「論文」となっていて、90分で課題文に関する3つの問いに答えます。
問1では例年、「タイトル」を付け、問2で下線部の説明となることが多いので「タイトル」を考える練習をしておくといいでしょう。
兵庫医科大学医学部一般Aの1次試験合格者も発表になりました。
兵庫医科大学のサイト上に1次試験合格者の受験番号が掲載され、414名が1次試験を通過しました。
また昨日の発表では、2次試験のそれぞれの集合時間も指定されていました。
兵庫医科大学の小論文は1次試験の際に既に書いていますので、2次試験は「面接のみ」となります。
面接官2名による個人面接ですが、面接時間は10分間と決められています。
「さらに詳しく聞きたい」と判断された受験生は、違う面接官によって2回目の面接が行われます。
兵庫医科大学の面接で聞かれることは医学部面接では「定番」と言われるような質問がほとんどですから、十分な準備が出来ます。
昨日の合格発表後に「岩手医科大学医学部に合格した」と早速、父親からの連絡がありました。
「本命はこの後ですから、気を抜かないように言っておいて下さい」と話しました。
川崎科大学合格の報告はありませんでしたが北里大学医学部、兵庫医科大学の1次試験合格の報告はいくつかありました。
生徒達は連日、試験に行っていますので面接指導のスケジュールを組むのがなかなか大変ですが、「遅い時間でもいい」と言ってくれるのでこちらも力が入ります。
北里大学医学部と兵庫医科大学の1次試験合格者の中に、30歳ほどの非常に苦労している2人の生徒がいます。
2人とも医学部受験にかける気持ちは強いものがあります。
昨年は35歳の生徒を東海大学医学部に進学させることが出来ました。
今年も、「年齢」を超えて合格まで導きたいと思っています。