明日は、私立医学部人気校の一つ順天堂大学医学部の1次試験日です。
順天堂大学医学部の入試は細かく分かれていますが、明日は一般A方式、一般B方式、
前期共通テスト利用入試、共通テスト独自併用試験、地域枠、研究医特別選抜の6つの医学部入試が行われます。
このうち、最も募集人員が多いのが募集人員64名の一般A方式です。
順天堂大学医学部一般A方式の配点は英語200点、数学100点、理科2科目200点
(1科目100点)の合計500点です。
数学、理科は100点の配点ですが英語の配点は200点あり、数学の2倍の配点です。
私立医学部入試で英語重視の大学は、東邦大学医学部など他にもありますが、数学の2倍もの配点の大学は順天堂大学医学部だけです。
順天堂大学医学部は、「英語を得意としている受験生には試験内容が向いている」と言えるでしょう。
その英語ですが、試験時間は80分で長文4題に、最後に自由英作文という5題構成になります。
この自由英作文にどの程度の配点があるのかは分かりませんが、順天堂大学医学部の英語は、「自由英作文の出来に掛かっている」と言ってもいいでしょう。
自由英作文には、細かい指示が付されていますので落ち着いて問題文をしっかり読むことからスタートします。
4題の長文問題をスムーズに解ければ、最後の自由英作文に十分な時間を掛けることが出来ます。
最初に自由英作文から解き始めると、他の問題に使える時間が無くなってしまう恐れがありますので、長文問題から解いた方がいいと思います。
順天堂大学医学部の数学は試験時間70分で大問3題です。
問題の難易度、量ともに70分で解くには、なかなか大変だと思います。
また順天堂大学医学部の数学は、「くせのある問題」も出題されますので、時間の使い方には注意してください。
小問集合も侮れません。
順天堂大学医学部の化学には60字の記述問題もあり、時間的な余裕は無いと思います。
時間に追われると「取れる問題」を、つまらないミスで落としてしまうこともあります。
こういったことは絶対に避けることを肝に銘じて下さい。
時間的には厳しいかもしれませんが、多くの受験生が解いてくるような問題も出題されています。
他の受験生が解いてくる問題を落としていては勝負になりません。
慌てず、焦らず、冷静に試験問題に立ち向かって下さい。
なお、順天堂大学医学部一般A方式の合格最低点は、昨年は公表されていませんが一昨年は500点満点の328点、3年前が314点でした。