東京医科大学は医学部の中に医学科と看護学科を持ちますが、医学部医学科の一般選抜1次試験が明日、行われます。
東京医科大学医学部医学科一般選抜の志願者は3年前が1765名、2年前が2173名、
そして昨年が2537名と志願者増が続いていました。
東京医科大学は「医学部の不正入試」が発覚して志願者が急減しましたが、着実に受験生の信頼を取り戻して来たと言えるでしょう。
昨年の志願者が2500名を超えましたので、さすがに今年はせいぜい微増かと考えていました。
しかし、今年の志願者は募集人員74名に対し、2797名で昨年より更に志願者が260名増え、志願倍率は37.8倍となりました。
実は東京医科大学は新たに学校推薦型選抜で、募集人員6名以内の「全国ブロック別選抜」を始めました。
これに伴い、一般選抜の募集人員はこれまでの79名から74名に5名減少しています。
募集人員5名減にも関わらず、志願者が260名も増えるとは、思いもよりませんでした。
改めて、東京医科大学の人気を感じます。
東京医科大学医学部医学科一般選抜1次試験の配点は英語100点、数学100点、理科は1科目100点、2科目で200点の合計400点満点となっています。
ここに2次試験で小論文60点、面接40点の合計100点が加えられて最終の合否が判定されます。
1次試験合格者の合格最低点は昨年が400点満点の240点、2年前が273点、3年前が247点でした。
年によって違いがありますが、受験生の皆さんとしてはまず6割をキープして、問題が易し目であれば、7割越えを目指す形になると思います。
東京医科大学の試験時間は英語も数学も理科1科目も全て60分で、どの科目もタイトな試験時間となります。
「試験時間内で、いかに高い点数を得るのか」が重要になります。
1次試験合格者の合格最低点を見ても分かるように、東京医科大学の入試では問題の難易度が変化する可能性があります。
「過去問では解けたのに、今日はダメだ」と諦めないようにして下さい。
「過去問との感触の違いは、問題の難易度の変化」です。
「自分だけが出来ないのではなく、他の受験生も苦労している」と考えるようにして下さい。