私立医学部一般後期入試で、最大のヤマ場と言っていい聖マリアンナ医科大学後期入試の1次試験が明日、行われます。
聖マリアンナ医科大学一般後期入試が終ると、残された医学部入試は久留米大学医学部後期と大阪医科薬科大学医学部後期の2校のみになります。
久留米大学医学部一般後期の募集人員は約5名で、非常に少ない募集人員です。
また、大阪医科薬科大学医学部一般後期の募集人員は15名と医学部後期入試としては少なくないのですが、大阪医科薬科大学医学部の入試難易度は高く、私立医学部の難関校の一つとされています。
こういったことから、明日の聖マリアンナ医科大学一般後期入試が、「ヤマ場」と言っていいと思います。
今年の聖マリアンナ医科大学一般後期入試の志願者は1517名で、前年の志願者より
333名多くなりました。
募集人員約10名ですので、増えた333名だけで倍率は33,3倍になります。
1517名の志願者ですから、志願倍率は151.7倍になります。
今年の聖マリアンナ医科大学一般後期の志願者が大きく増えた要因として、他の医学部と1次試験日の重複が無いことが挙げられます。
昨年の聖マリアンナ医科大学一般後期入試の1次試験日は、藤田医科大学一般後期入試の1次試験日と重なっていました。
東海地方、西日本の受験生を中心に藤田医科大学に出願した受験生は少なくなく、581名が藤田医科大学に出願しました。
それが今年は、他の医学部1次試験との重複は無くなりました。
ただ、今年は獨協医科大学後期の2次試験日と重なりました。
メルオンの生徒でも、聖マリアンナ医科大学後期に出願していたものの、獨協医科大学後期の1次試験に合格し、2次試験を受けるために聖マリアンナ医科大学を受験することは出来なくなった生徒がいます。
獨協医科大学と聖マリアンナ医科大学の両方に出願した受験生は多いと思われますので、
明日は学力上位層からの欠席者も多くなりそうです。
例年の欠席者は150名程度ですが、今年は少し多くなりそうに思います。
聖マリアンナ医科大学の英語と数学の試験時間は90分と、私立医学部入試としては長めの試験時間になっています。
数学は計算量が多くなる場合もありますので、先を急がず計算ミスなく解き進めて下さい。
また、聖マリアンナ医科大学の証明問題にも慣れておくといいでしょう。
英語は、大問3題で、そのうち長文が2題となります。
長文問題に時間を使えますが、漫然と解いていては、時間はいくらあっても足りません。
試験時間が長めとは言え、長文問題を要領よく解くことは欠かせません。
聖マリアンナ医科大学一般前期を受験したのであれば、その時の経験を生かすようにして下さい。