医学部入試

2024年度私立医学部入試も、今日の大阪医科薬科大学医学部後期の1次試験で、全ての1次試験が終了しました。

この後、2次試験を残している受験生や繰り上げ合格を待つ受験生もいます。

こうした受験生の中に、国立大学歯学部には合格したものの、まだ私立医学部では合格まで至らない受験生もいます。

 

国立大学歯学部前期では合格を勝ち取った生徒は、何校かの私立医学部1次試験には通ったものの、今のところ医学部の合格通知を手にすることは出来ていません。

最終的には医学部に進学すると信じていますが、「国立歯学部に合格出来ても、私立医学部には合格出来ていない」ことから、改めて「医学部の難しさ」について考えてみました。

 

河合塾の「偏差値ランキング」を見ると、国立歯学部は偏差値62,5から55,0の間にランキングされています。

同じ河合塾の「私立医学部の偏差値ランキング」を見ると72,5から60,0の間にランキングされています。

国立歯学部最難関とされるのは東京医科歯科大学歯学部の偏差値62,5で、他の国立歯学部は、これより低い偏差値とされています。

 

河合塾は東京医科歯科大学歯学部の偏差値を62,5としていますが、それよりワンランク上の偏差値65,0以上の私立医学部は、31校中21校もあります。

 

試験科目が異なりますので単純に比較は出来ませんが、それにしても「国立大学歯学部の最難関校より難しい」、とされる私立医学部が21校もあります。

ちなみに河合塾の偏差値ランキングを見ると、国公立医学部は東大理3の72,5から62,5までの間にランキングされています。

また、国公立工学部は東大理1の67,5から42,5まで幅広くランキングされています。

大学を選ばなければ、国公立工学部は偏差値50に届かない受験生でも合格出来そうです。

 

医学部と歯学部の偏差値(河合塾)

 

  最上位偏差値 最下位偏差値
国立医学部 72,5 62,5
国立歯学部 62,5 55,0
国立工学部 67,5 42,5
私立医学部 72,5 60,0

 

私立大学工学部で偏差値62,5にランキングされているのは早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学の最難関学科です。

先ほども述べましたが偏差値62,5よりワンランク上の偏差値65,0以上の私立医学部は31校中21校です。

こうやって見てみると、改めて医学部の難しさが分かります。