高校2年生の皆さんは、4月になると「受験生」と呼ばれる高校3年生になります。
もう一度言います。
現在の2年生は、あと10日ほどで「受験生」と呼ばれる3年生になります。
高校3年生になる前の、春休みの過ごし方は医学部受験、歯学部受験にとって非常に重要になります。
実は、高校によって授業進度には差があります。
中高一貫校の中には高校2年生までで、高校3年生で学ぶことまで全て終えている高校もあります。
そこまで進度が早くなくても、中高一貫校なら少なくとも普通の公立高校に比べれば進度は早いでしょう。
とは言え、それぞれの高校の進度とは関係なく、現在の高校2年生が春休みにやっておくべきことは、「同じ」です。
では、3年生になる前の春休みに何をやればいいのでしょうか?
それは、「曖昧なままになっているところの再チェック、やり直し」です。
ほとんどの高校2年生は、「なんか、あそこ自信が持てないな」と思っている部分があるのではないでしょうか?
英語にしても数学にしても理科にしても、これまで学んだこと全てに「完璧」と自信を持っている人は少ないと思います。
誰でも、「実はあそこがスッキリしない」という部分はあると思います。
そういった分野があったとしても高校の授業は進みますので、自信が持てないところを丁寧にやっている時間は、なかなか取れないのが現実だと思います。
自分の中に「あそこが自信を持てない」というところがあるのなら、とにかくそこを、春休みを利用して、やり直してください。
医学部入試にしても歯学部入試にしても、基本的な事項で落としていては、合格は難しくなります。
医学部受験でも歯学部受験でも、志望校に合格するためには「他の受験生が解けるところは自分も絶対、落とさない」ことが何より重要です。
高校3年生になれば、また新しいことを学んでいかなければなりません。
後ろを振り返る余裕は、なかなか無いでしょう。
だからこそ、この春休みに「実は曖昧なまま」の部分をやり直すことが、3年生になってからの受験勉強をスムーズに進める大きなカギとなります。
高校2年生の皆さんの心の中には、「見たくないけど、実は曖昧」という部分が、必ずあると思います。
「実は分かっているけど、見たくなかった」ことに、勇気を持ってこの春休みに取り組んでください。
そのことが医学部入試、歯学部入試での志望校合格を確実に引き寄せてくれます。
春休みを有意義なものにしてください。