予備校の授業料はほとんどの場合、「年間一括」でのお支払いになります。
塾は月謝制が基本なのに、なぜ予備校は「年間一括」なのか、考えたことはありますか?
これは「予備校の都合」です。
予備校の生徒、特に浪人生は途中から来なくなったり、好きな授業にしか出席しなくなったりしがちです。
こういった状況ですと、塾のように月謝制にしていると予備校としては途中から授業料収入が減ってしまうことになります。
1年分の授業料を先にいただいていると、途中から生徒が来なくなっても予備校は困りません。
塾は「退塾防止」のために、授業内容そして生徒や保護者のフォローに力を入れて月謝制を維持しています。
生徒数の多い大手予備校は、なかなかそこまで細かく指導するのが難しい、ということもあると思いますが、少人数制をうたう医学部受験予備校も授業料は「年間一括」が、ほとんどです。
少人数制の医学部受験予備校の中には月謝制の予備校もあり、私はそういった予備校を「まっとうな予備校」と感じます。
オンライン個別指導メルオンに途中から入学される浪人生もいますが、別の予備校に通っていた人も少なくありません。
「今、行っている予備校ではダメですか?」とお聞きしますが、「入学前の説明では、いいことをいっぱい言われて入学したものの、入学後は言っていたことと全く違った」と話す方が非常に多くいらっしゃいます。
そして、「1年分まとめて払った授業料は返ってこないが、もうあそこの予備校にはいたくない」とも言います。
オンライン個別指導メルオンの授業料は、受講していただいた分だけ翌月にお支払いいただいています。
「やった分だけ」です。
特に高校生の場合は、学校行事やご家庭の都合で授業を休まざるを得ないこともあります。志望する医学部や歯学部の入試説明会やオープンキャンパスもあって、授業より入試説明会
などを優先することもあるでしょう。
こんな時も、休んだ授業は授業料をいただきません。
私は、これが当たり前だと考えています。
予備校の中には夏季合宿などを、入学前の説明では「参加は任意」としながら、入学後は実質的に「全員参加」としている予備校もあるようです。
予備校を選ぶ際には、「なぜ、授業料は年間一括なのか?」、「月謝制は無いのか?」、「追加の費用は無いのか?」なども確認するといいと思います。