医学部入試

「さあやるぞ」は、いいけど「やった気」で終わってないですか?

4月に入り、「さあやるぞ」と気合十分の受験生もいると思います。

やる気に満ちて勉強に取り組むのはいいのですが、「たくさん勉強した」、「長い時間勉強した」ことに満足していないですか?

 

その勉強は本当に医学部受験、歯学部受験に向けて効果的な勉強になっていますか?

長時間勉強したことだけに満足していないですか?

 

医学部受験、歯学部受験のための受験勉強は、「量」も大切ですが、「質」も大切です。

受験勉強は医学部入試、歯学部入試の当日に出題された問題を解くために行います。

そして、実際の入試では合格点を取れればいいのであって、全問を解く必要はありません。

 

気合十分の受験生の中には、難しい問題を解くことをやりたがる人もいます。

例えば、数学の難しい問題を、うんうん言って1時間かけて解くことで満足する人もいます。

その問題は、実際の入試では出ないような難しい問題であっても、自分としてはものすごく真剣に勉強したと感じるのでしょう。

これこそ、「やった気」の勉強と言えます。

 

難しい問題に時間を掛けて取り組むことを否定するものではありませんが、その前にやるべきことはありませんか?

苦手分野、苦手科目に掛ける時間は、十分に取れていますか?

得意科目、好きな科目ばかりになっていませんか?

 

自分が今やっている勉強は、自分が医学部入試、歯学部入試に合格するための勉強として適切なのか、よく考えてみるといいでしょう。