医学部合格を目指し、「もう1年頑張る」と決めた人は必ず成績開示をして下さい。
受験生の皆さんは、模試の偏差値を上げるために勉強をしているわけでは無いはずです。
あくまで、医学部入試で合格点をとるために毎日、勉強をしているはずです。
そうであれば、「実際の医学部入試の得点はどうだったのか?」を確認することは欠かせません。
「偏差値を上げます」と言っている予備校は、分かりやすい営業トークを使っていますが、「生徒を合格させる気があるのか?」とさえ思ってしまいます。
繰り返します。
一生懸命勉強しているのは、「医学部入試で合格点を取るためで、偏差値を上げるためではありません」
アスリートが練習でいくらいい結果を出しても、「本番の試合の結果が問われる」のと同じです。
相撲には「稽古場横綱」という言葉があります。
これは、普段の稽古では横綱のように強いのに、本場所では大したことが無い力士のことを言います。
「成績開示をしてみたら、自分の手応えとは違っていた」という話はよくある話です。
「自分は、実際の医学部入試で成績はどうだったのか?」を知ることで効果的な受験勉強を進めることが出来ます。
成績開示の内容は大学によって異なります。
科目ごとの具体的な得点を知らせてくれない大学もありますが、それでも効果的な受験勉強の手掛かりは得られます。
自分が受験した大学医学部の成績開示が、どうなっているのかを大学のサイトなどで確認して下さい。
申請期間が過ぎている大学もあるかもしれません。
成績開示の申請期間が迫っている医学部もあります。
国際医療福祉大学医学部の成績開示申請は5月7日(火)まで、慶應義塾大学医学部は4月19日(金)まで、順天堂大学医学部も申請期間は4月19日(金)までです。
川崎医科大学の成績開示申請受付はは4月26日(金)まで、金沢医科大学は4月30日まで、関西医科大学医学部は5月9日(木)まで、藤田医科大学が5月13日(月)までとなっています。
この他に日本大学医学部、北里大学医学部、大阪医科薬科大学医学部、福岡大学医学部の成績開示申請は5月31日(金)までとなっています。
具体的な成績開示の申請方法は、各大学のホームぺージまたは入試要項で確認してください。