医学部入試

医学部受験、歯学部受験を成功させるためには親御さんと受験生本人との関係が重要になってきます。

親と受験生が良好な関係であってこそ、受験生も志望校合格に向けた勉強に集中出来ます。

 

親の目から見ると受験生は、いつまでたっても頼りなく見えるかもしれません。

なんといっても、自分の「子供」で小さい時から見ているわけですから。

 

しかし、受験生の年齢になれば受験生本人は自分のことを「子供」だとは思っていません。

親から見ればいつまでたっても頼りない子供に見えるのかもしれませんが、受験生本人は「自分はもう大人。いつまでも子供扱いしないで欲しい」と感じます。

 

2022年に民法が改正され、それまで20歳だった成年年齢が18歳に引き下げられました。

法律的にも18歳は「成年」です。

高校でも、「18歳からは成年なんだから、責任のある行動を」と教育されています。

 

親が子供に何か言うときは、どうしても上から目線になってしまいます。

親の受験時代の経験を押し付けるような言い方になってしまうこともあります。

こういったことを嫌がる受験生もいます。

 

小学校受験や中学校受験は、「親の受験」とも言われます。

小学校受験や中学校受験を親子で乗り越えてきたのであれば、親はどうしてもその感覚を引きずってしまいがちです。

 

中学受験をした小学生だった時のように、「何やってんの?こうしなさい。こうしなきゃダメ」と言いたくなるかもしれませんが、受験生本人が反発しては意味がありません。

医学部入試、歯学部入試に備える大学受験生には、「こういうやり方も考えてみたら」、「こうすると上手くいくらしいよ」といった「アドバイス」口調に変えてみるといいでしょう。

 

「そんな生ぬるいやり方では、うちの子はダメ」という声も聞こえて来そうです。

そんな時は、高校の先生や塾・予備校の人を交えて話すといいと思います。

親子だから感情的になってしまうこともあるでしょうが、第三者が入ることで緩和されます。

特に塾や予備校の人間は、受験生も「医学部受験のプロ」、「歯学部受験の経験豊富で信頼できる」と考えているはずですから、塾や予備校の人から言ってもらうことは有効です。

 

医学部入試、歯学部入試に向けて受験生が勉強に集中できる親子関係の構築を、ぜひ考えてみてください。