医学部入試

医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部の医療系4学部を持つ昭和大学は、自ら「医系総合大学」と称してきました。

医系総合大学であることをより一層分かりやすく発信するために、昭和大学は来年4月1日から校名を昭和医科大学に変更します。

 

首都圏にお住まいの方は、「昭和大学という大学を知っている」方が多いと思います。

もちろん医学部受験、歯学部受験を考えている皆さんは、よくご存じでしょう。

しかし実は、昭和大学という名前は全国区ではありません。

 

スポーツに力を入れているわけではありませんし、医療系4学部の大学ですから、工学部や理学部などの理系学部志望者、そして文系学部志望者は、昭和大学という大学名に触れることは少ないのが現実です。

昭和大学は、昭和大学病院の他に昭和大学東病院、藤が丘病院、横浜市北部病院など首都圏に8つの付属病院を持っていますので、首都圏にお住いの方は「知っている大学」だと思います。

 

しかし、首都圏を離れると昭和大学の知名度は高くありません。

昭和大学としても全国から多くの受験生を集めるために医学部入試、歯学部入試では大阪試験会場と福岡試験会場を設けていました。

これに伴って九州などで広告を出していましたが、なかなか知名度は上がらなかったようで、

今後は福岡試験会場については設けないことを検討していると聞いています。

 

全国的な知名度向上に努力をしてきた昭和大学ですが、どのような大学なのかをすぐに分かってもらうために、昭和医科大学に校名変更を行います。

 

併せて、2027年4月1日に新キャンパスを開設することも発表しています。

新キャンパスは神奈川県川崎市鷺沼で医学部、歯学部、薬学部の2,3年次と4年次の一部、保健医療学部の2,3,4年次の学生が新キャンパスで学ぶことになります。

 

現在、昭和大学には医学部、歯学部、薬学部が学ぶ、メインとなる旗の台キャンパスの他に、保健医療学部が学ぶ横浜キャンパス、歯科病院のある洗足キャンパスがあります。

新キャンパスの完成に伴って、現在のキャンパスがどうなるのか、については発表されていません。

 

医学部志望者、歯学部志望者にとっては知名度は十分なうえに、医学部受験でも歯学部受験でも昭和大学は人気校ですので「校名が変わって志望者が増える」ということは無いように思います。