医学部受験には一般選抜だけでなく学校推薦型選抜(推薦入試)、総合型選抜(AO入試)もあります。
医学部受験で合格するためには高い学力が求められますが、総合型選抜では合否判定において、学力の比重が高くない医学部入試もあります。
その一つが、東海大学医学部「希望の星育成」で、総合型選抜(AO入試)になります。
この東海大学医学部「希望の星育成」は、募集人員10名で現役生限定の医学部入試です。
昨年までは評定平均値3.8以上の現役生に受験資格が与えられていたのですが、今年から評定平均値での制限は無くなりました。
さらに昨年までは出願書類に「人物評価書」があり、高校の先生など2名に人物評価書を書いていただく必要があったのですが、これも今年の入試から廃止されました。
また、在外教育施設の生徒にも門戸が広げられました。
希望の星育成は、医学部受験を考えている現役生なら、誰もが出願可能となりました。
医学部志望の現役生の皆さんには、「希望の星育成」の昨年の入試結果に注目してもらいたいと思います。
昨年は募集人員10名に対し110名が志願し、2次試験合格者は22名でした。
募集人員10名に対し22名が合格しています。
これは、東海大学医学部「希望の星育成」は総合型選抜ではありますが、「専願制ではない」という事からです。
一般的に医学部入試の総合型選抜や学校推薦型選抜は「合格した場合は必ず入学する」という条件の付いた「専願制」ですが、東海大学医学部の総合型選抜「希望の星育成」は、合格して入学手続きをしたとしても、他大学の医学部に合格したような場合には、入学辞退が出来ます。
近畿大学医学部や関西医科大学の学校推薦型選抜と同じように、「専願制」ではない医学部入試です。
東海大学医学部「希望の星育成」に合格することが出来れば、医学部進学は確定していますので、医学部一般選抜を落ち着いて受けることが出来ます。
一般選抜では持っている力を出し切れるでしょう。
「希望の星育成」の1次試験は、60分で800字の小論文と個人面接、そしてオブザベーション評価となります。
このオブザベーション評価が1次試験の合否を大きく左右しますが、受験生としては「オブザベーション評価ってなに?」と思うでしょう。
逆に言うと、オブザベーション評価対策をきっちり仕上げて来た受験生は非常に有利になります。
東海大学医学部「希望の星育成」を受けるのであれば、オブザベーション評価対策は欠かせないと思います。
2次試験は共通テストになりますが英語、数学、理科2科目が合否判定に使用されます。
共通テストの合格ラインですが、得点率70%程度だと思われます。
昨年のメルオンからの合格者も、そのように話していました。
メルオンでは、今年もオンラインでの東海大学医学部「希望の星育成」対策講座を行います。
オンラインでのオブザベーション評価などの指導ですからご自宅から、ご参加いただけます。
詳細は後日、お知らせいたします。