医学部入試

こんなに勉強しているのに成績が伸びない人の共通点

医学部受験、歯学部受験に向けて受験生の皆さんは頑張っていると思います。

そんな受験生の中には、「こんなに勉強を頑張っているのに、全然成績が伸びない」と

嘆いている受験生もいると思います。

 

「朝から晩まで勉強しているのに成績は伸びない」受験生には、共通点があります。

それは、「勉強量が多すぎる」です。

 

「勉強量が多すぎる」と言われて「それって、勉強するなと言っているのか」、「自分の努力は無駄ということか」と怒りを感じた受験生もいるでしょう。

そうではありません。

 

「勉強量が多すぎる」というのは「1日にインプットする量が多すぎる」ということです。

頑張って毎日、長い時間勉強することは間違いではありません。

ただ、毎日大量のインプットばかりでは、やったことがなかなか自分のものになりません。

 

今日、大量にインプットしたところに、明日も別のことを大量にインプットすることになります。

受験生本人は、ものすごく頑張っているのですが、これではやったことが上滑りになってしまいます。

 

話を分かりやすくするために医学部受験、歯学部受験に向けて朝9時から夜24時まで勉強したとしましょう。

食事などの時間もありますので、勉強に使った時間は13時間としましょう。

受験生本人が、ものすごく頑張っていることは間違いありません。

 

確かにものすごく頑張っているのですが、「こんなに頑張っているのに成績が伸びない」と嘆いている受験生は、インプットとアウトプットのバランスを考えてください。

 

まじめに受けている授業時間のほとんどは、インプットの時間です。

先生の解説を聞いて、「なるほど」、「そうやるんだ」、「これは間違いなんだ」と思うでしょう。

授業が終われば、今度は自習で「これは覚えないと」、「そうか、こう解くんだ」とさらにインプットです。

 

これではせっかくやったことが短期記憶で終わってしまい、「自分のものになった」とは言えません。

医学部入試、歯学部入試の本番で問題を見て、「これやったなぁ。なんだっけ?あー、出てこない」となってしまいがちです。

 

医学部入試、歯学部入試の試験当日、出題された問題を自分の手で解けるようにするために勉強を頑張っているはずです。

そうであれば、インプットだけでなく自分の手で問題を解いてみるアウトプットの時間が必要です。

 

自分の手で問題を解きなおすことで、短期記憶を医学部入試、歯学部入試当日に使える、長期記憶にするのです。

医学部受験、歯学部受験に向けて必死に頑張っている受験生の皆さん、アウトプットの時間も確保してください。

仮に13時間勉強をするのであれば、そのうち5時間程度をアウトプットの時間に充てるといいでしょう。