医学部入試

来年、2025年度入試における「国公立大学医学部偏差値ランキング」を河合塾が発表しました。

河合塾が考える国公立医学部で最も偏差値が高い大学は、東京大学理科3類と京都大学医学部医学科のボーダーライン偏差値72.5でした。

2校とも前期日程のみの実施です。

 

この2校は大学入試全体でも最難関と言えるでしょう。

 

河合塾の「医学部偏差値ランキング(2025年度入試難易予想ランキング)」は、ボーダーライン偏差値だけでなく、共通テストのボーダーライン得点率も掲載しています。

東京大学理科3類の共通テストボーダーライン得点率は91%、京都大学医学部の共通テストボーダーライン得点率は90%でした。

国公立大学医学部の前期日程だけでなく後期日程も見てみると、共通テストボーダーライン得点率が東京大学以上の大学医学部があります。

 

河合塾発表の東京医科歯科大学医学部医学科後期日程の共通テストボーダーライン得点率は93%、名古屋大学医学部医学科後期日程の共通テストボーダーライン得点率は92%で、いずれも東京大学理科3類の91%を上回っています。

 

これは、国公立大学医学部で後期日程を実施する大学が少なく、国公立医学部後期の募集人員が少ないことが大きな理由です。

 

河合塾の「国公立大学医学部偏差値ランキング」では、全ての医学部医学科の偏差値は60を超えています。

国公立大学と言っても偏差値50を下回る大学・学部も少なくありませんが、医学部医学科が突出した難関であることが分かります。

 

国公立医学部受験の一般選抜で合格するためには、まず共通テストできっちり得点し、さらに大学ごとの2次試験(個別学力試験)でも力を出し切ることが必要です。

共通テストと各大学の2次試験と、2回のテストでどちらもミスの許されない厳しい戦いです。

共通テストでは、国語で試験時間を伸ばして問題数を多くする、新しい教科「情報」が実施されるなど、共通テストは難化します。

 

医学部入試に向け、着実に進んでください。

 

2025年度入試国公立医学部偏差値ランキング前期日程 河合塾

 

大学 偏差値
東京・理科3類

京都

72.5

72.5

東京医科歯科

大阪

70.0

70.0

東北

千葉

横浜市立

名古屋

京都府立

大阪公立

神戸

岡山

九州

67.5

67.5

67.5

67.5

67.5

67.5

67.5

67.5

67.5

北海道

弘前

筑波

新潟

信州

浜松医科

名古屋市立

岐阜

三重

金沢

滋賀医科

広島

島根

山口

愛媛

長崎

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

65.0

旭川医科

札幌医科

秋田

山形

福島県立医科

群馬

和歌山県立医科

富山

鳥取

徳島

香川

高知

佐賀

大分

熊本

宮崎

鹿児島

琉球

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

62.5

福井 60.0

 

奈良県立医科大学は数値が

抜けているが、67.5と思われ

る。

山梨大学は後期日程のみ。

後期偏差値67.5