医学部受験、歯学部受験に向けて毎日頑張っている受験生の皆さんの中には、「模試は受けない」という受験生もいるのではないでしょうか?
模試を受けないということは受験戦略上、大きなマイナスとなります。
模試を受ける意味はなんでしょう?
いろいろありますが、まず第一に「自分の現状を知る」ということです。
「大学受験生全体の中での自分の位置」、医学部志望者なら「医学部志望者の中での自分の位置」、歯学部志望者なら「歯学部志望者の中での自分の位置」を知ることです。
さらに、「自分が目指す大学を、同じように志望する受験生達の中での自分の位置」も知ることが出来ます。
「合格可能性判定で一つ上の判定になるには、あと何点必要なのか」も知ることが出来ます。
また、科目ごとの自分の状況も分かりますし、どの分野を強化すべきかも分かります。
こういったことが分かれば、志望校合格に向けての勉強の進め方を考えることが出来ます。
逆に、こういったことが分からないとただガムシャラに勉強することになり、効率的な勉強とは言えません。
この他に、「試験慣れ」ということもあります。
例えば、「試験の際の時間配分」は普段の勉強ではなかなか触れることが出来ません。
計算用紙の使いかた、問題を解く順番、マーク式でのマークの仕方なども普段の勉強では触れることの難しいことで、模試で磨くことが欠かせません。
では、「模試を受けない」のは、なぜでしょうか?
人によって様々だと思いますが、「模試を受ければ1日つぶれる。模試を受けるより勉強を頑張りたい」という理由を言う受験生が多いように思います。
確かに、そういう面もあるでしょう。
しかし、普段の勉強では出来ない、分からないことが模試では出来たり分かったりします。
「模試を全く受けない」というのは、賛成できません。
受験生の本音として「いい成績が取れるはずがないので、結果を見るのが怖い」ということがあるかもしれません。
しかし、模試でいくらいい成績をとっても、逆にひどい成績をとっても、入試の合否には影響しません。
医学部入試、歯学部入試の試験当日に出題された問題での得点だけが問われます。
模試の成績は医学部入試、歯学部入試の実際の合否には全く関係ありません。
そうであれば、「結果を見るのが怖い」という気持があったとしても「医学部入試、歯学部入試で合格点をとるために」、模試を受験することをおススメします。