東海大学で教員向けの説明会があり、医学部入試についての説明もありました。
東海大学は医学部を含め23学部を有する日本でも有数の総合大学ですが、医学部入試については他の学部とは別に、医学部だけを抜き出しての説明でした。
この東海大学の教員向け説明会は、東海大学全体の説明会で入試の説明も全学部をまとめての説明でしたが、医学部医学科だけは別枠で単独での説明でした。
それだけ東海大学においては、医学部医学科の入試や受験者層と他学部の入試、受験者層とは大きく異なる、ということでしょう。
前年の入試結果の説明では総合型選抜(学科重視型)、公募制学校推薦型選抜の志願者数について話がありましたが、医学部医学科は実施していません。
共通テスト利用入試と一般選抜の志願者数についての説明がありましたが、「医学部医学科を除く」となっていました。
このように、総合大学の入試では「医学部入試は別物」と考えられる傾向があります。
東海大学以外では、近畿大学の学校推薦型選抜では多くの学部が共通問題で行われますが、医学部だけは基本的に独自問題となります。
近畿大学の他学部受験者と医学部の受験者では、学力に差があるためです。
東海大学の入試説明の最後に、医学部医学科の入試について説明がありました。
今年の医学部入試の大きな変更として「希望の星育成」が取り上げられました。
東海大学医学部「希望の星育成」は、現役生だけに出願資格が与えられます。
昨年までは「評定平均値3.8以上」という条件がついていましたが、これが廃止され医学部を目指す現役生なら誰でも受験することが可能になりました。
また、インターナショナルスクールや海外の現地校の生徒、国際バカロレアなど外国の大学受験資格保有者も受験可能となりました。
さらに、昨年まで出願書類にあった高校の先生などに書いていただく「人物評価書」が廃止され、出願時の負担が軽くなりました。
1次試験は10月19日(土)に小論文、オブザベーション評価、面接が行われます。
2次試験は共通テストになりますが、通常の共通テスト利用入試のボーダー得点率に比べるとボーダーはかなり低くなります。
医学部受験で「オブザベーション評価」を行うのは東海大学医学部の「希望の星育成」だけですので、受験生としては「どんな試験?」と不安に思うでしょう。
「5人程度のグループで1つのテーマを様々な角度から突き詰めていく」と考えてください。
これは、なんと言っても実際にやってみないと理解しにくいと思います。
メルオンでは昨年、2名が受験して1名が合格して東海大学医学部に進学しました。
今年も、東海大学医学部「希望の星」対策を行います。
オブザベーション評価も含めて全てオンラインで行いますので、移動に時間を取られることはありません。
東海大学医学部の一般選抜の1次試験は2025年2月2日(日)と3日(月)に行われ、2次試験は2月11日(火)、12日(水)に行われます。