ここのところ、東京女子医科大学に関する報道が続いています。
残念なことに、どれもマイナスイメージにつながる報道です。
昨日は、東京女子医科大学の教員有志が文部科学省を訪れ、大学理事会に対して適切な指導をするよう申し入れた、とのことです。
文部科学省を訪れた教員有志は、6月26日に学校法人東京女子医科大学の理事会に対して、教職員ら約2000名の署名を提出すると同時に岩本絹子理事長の解任を要求した、との報道もありました。
これに対し、学校法人東京女子医科大学の理事会は理事長の解任を拒否したとのことです。
2000名の署名、とのことですが東京女子医科大学の関係者が2000名もいるのか?とも思いましたが、多くの人が現在の東京女子医科大学に危機感を持っているのは間違いないようです。
ここのところの、あまり良くない報道は東京女子医科大学医学部入試に影響を与えるでしょうか?
私は、「多少の影響はあっても、大きな影響はない」と考えています。
ここのところの一連の報道は大学や病院の経営に関する報道で、医学部の教育に関する報道ではありません。
東京女子医科大学は、医学部の学費を上げたことをきっかけに、受験者が減少しました。
確かに学費負担は大きくなりましたが、120年を超える女性医師養成の歴史に魅力を感じる受験生はいるでしょう。
女性医師が長く医師として活躍することは今でも簡単ではないかもしれませんが、東京女子医科大学には、女性医師のお手本となるような先輩、メンターがたくさんいるでしょう。
女子受験生しか受けられない医学部入試で、男子受験生はいない戦いですから当然、医学部進学のチャンスは大きくなります。
こういったことから、東京女子医科大学医学部を志望する受験生は底堅く、「志願者が大きく減少することは無い」、と考えています。