医学部入試

医学部や歯学部のオープンキャンパスで、これだけは聞いておきたいこと

医学部も歯学部も夏休みに合わせて、オープンキャンパスを開催する大学が多くあります。

オープンキャンパスに参加する意味と、参加するなら「ここを見て、これを聞いて」という点をお伝えいたします。

 

例えば7月21日(日)には埼玉医科大学、自治医科大学、関西医科大学、久留米大学医学部でオープンキャンパスが行われます。

25日(木)には獨協医科大学、27日(土)には岩手医科大学医学部、東京医科大学、28日(日)には岩手医科大学医学部と昭和大学医学部のオープンキャンパスが開催されます。

 

私立歯学部のオープンキャンパスは、7月20日(土)に東京歯科大学、28日(日)に大阪歯科大学で行われます。

 

残り少ない7月でも医学部、歯学部のオープンキャンパスが目白押しです。

 

オンライン形式のオープンキャンパスもありますが、オープンキャンパスに参加するのであれば、出来るだけ実際に大学キャンパスに行ってオープンキャンパスに参加することをおススメします。

それは、「行ってみないと分からないことがある」からです。

逆に言うと、大学に行ってのオープンキャンパスであれば、「行ってみないと分からないことを見てくる」ことを心掛けてください。

 

では、「大学に行ってみないと分らないこと」とは、どんなことでしょう。

一言で言えば、「大学の雰囲気」です。」

 

オープンキャンパスで一番、見て欲しいのは「学生の様子」です。

大学の先生や職員そして担当する学生は言ってみれば、「お客さんを迎える人」ですから、丁寧な対応をしてくれると思います。

見て欲しいのは、オープンキャンパスと関係のない学生の様子です。

特に「勉強している学生の様子」を見てください。

 

「どこで勉強をしているのか」、「一人で勉強しているのか、何人かで勉強しているのか」を見てください。

 

医学部も歯学部も、医学や歯学の勉強をするために大学に進学するはずです。

医師免許、歯科医師免許を取るための勉強をするために、医学部や歯学部に進学するはずです。

そうであれば、「勉強している学生の様子」を、ぜひ見るようにしてください。

自習室が完備されているのか、図書館で勉強出来るのか、食堂は勉強する学生のために解放されているのか、こういったことも見てください。

 

オープンキャンパスでは、学生と直接話す機会があると思います。

その時に「勉強は、どうしていますか?」と聞いてみるのもいいでしょう。

大学では勉強だけをするわけではありませんから、「みんな部活は、やっていますか?」、「アルバイトをやっている人もいますか?」、「夏休みなどの長い休みは、学生の皆さんはどうしていますか?」

 

海外の大学に関心があるなら、「海外の大学での研修は、どうなっていますか?参加する人は多いのですか?」といったことを聞くといいでしょう。

 

医学部や歯学部では、実習も多くあります。

実習設備を見ることで、大学での勉強や医師、歯科医師の仕事のイメージがつかめると思います。

実習についても、学生に聞いてみるといいと思います。

 

設備面では、食堂も見ることをおススメします。

毎日のように使うことになるでしょうから、清潔感やメニュー、価格などに加えて、

アレルギーなどへの配慮があるかも見てください。

 

受験生ですから、入試情報も欲しいでしょう。

 

ここは、大学によって違いがあります。

過去問の配布をする大学もありますが、特に推薦入試(学校推薦型選抜)の出題内容は、詳しい説明をしない大学もあります。

「問題の難易度」、「どういった問題集が適切か」、「合格最低点は、どのくらいか」、「適性試験の具体的な内容は?」といったことを大学の方に直接聞いてみてください。

 

オープンキャンパスは必ず参加した方がいい、とは思いませんが忙しい時間を使ってオープンキャンパスに行くのであれば、意味のあるオープンキャンパスにして下さい。

そのためには、事前に「聞くこと、見ること」をまとめておくといいと思います。

オンラインでの参加であっても「聞くこと」は、まとめておくようにしてください。

 

参加には事前申し込みが必要な大学もあります。

事前申し込みが必要なら、事前申し込みを忘れないようにしてください。

なお、一般的に開始直後が最も込みますので、多少時間をずらすことを考えてもいいと思います。