私立医学部最難関、そして私立大学理系学部全体でも最難関の慶應義塾大学医学部で初の地域枠として、栃木県地域枠を設けることが報じられました。
毎日新聞によると、7月25日に金井隆典慶応義塾大学医学部長と福田富一栃木県知事が協定書を交わした、とのことです。
慶応義塾大学医学部の入学定員は110名ですが附属校からの入学者が44名で、一般選抜の募集定員は66名、合計110名となっています。
医学部受験を考える受験生も「慶応医学部入学者の4割は、付属校推薦」ということを知らないかもしれません。
東京慈恵会医科大学は医学部医学科の全入学者105名を全て、1回の一般選抜で入学させています。
慶応義塾大学医学部も全入学者110名を、1回の一般選抜で入学させると募集人員が66名から110名になりますので、「偏差値」も変化があるかもしれません。
慶応義塾大学医学部の栃木県地域枠は1名の予定で、募集人員は増やさない、ということですから、一般選抜の募集人員は1名減り65名となることになります。
今回の栃木県地域枠の話は、毎日新聞によると「慶応義塾大学の方から話が出た」ということです。
慶応義塾大学医学部の栃木県地域枠の詳細は不明ですが、1年先の2026年度入試からの実施に向け、来年6月頃に詳細を発表する予定となっています。
出身地制限があるのか今のところ不明ですが、少なくとも栃木県の受験生には朗報だと思います。