世界のアスリートが自分の持てる力を出し切ったパリオリンピックも終わりました。
日本の選手が、かつてないほどの活躍を見せたオリンピックでしたから、受験生の皆さんも気にはなっていたと思います。
パリと日本では時差がありますので、一晩中オリンピックを見ていた、ということは無かったとは思いますが、パラリンピックが始まるまでは受験勉強のことだけを考えていられると思います。
オリンピックではアスリートが力を出し切るために、競技ごとのチームドクターも選手を支えたと思います。
卓球の早田ひな選手が利き腕を痛めた時には、医師を含めたサポートチームが徹底的なケアをしたようで、早田選手も日に日に回復していたように思います。
マウスピースをしていた選手も少なくありませんでした。
自分のために作られたマウスピースをすることで、全ての力を出し切ることが出来ます。
アスリートがマウスピースをして試合に臨むのは、常識と言えるでしょう。
多くのアスリートの活躍の影に歯科医師の力がありました。
このように医師も歯科医師も、スポーツの場でも必要とされています。
医学部受験、歯学部受験に向けて夏の暑さに負けないで頑張る受験生の皆さんの将来の姿の一つだと思います。
医学部受験も歯学部受験も厳しい戦いであることは間違いありません。
オリンピックは出るだけでも凄いことだと思います。
厳しい練習の積み重ねで、オリンピックに参加した選手たちを見習って医学部受験、歯学部受験に立ち向かって下さい。
さて、医学部受験、歯学部受験に向けて、夏休みも多くの時間は残っていないと思います。
改めて、残された「夏」の時間を有効に使うコツを確認しましょう。
なんと言っても一番大切なことは、やったりやらなかったりではなくコンスタントに勉強を積み重ねることです。
そのためには、「決まった時間に起きる」ことが原則です。
「昨日、頑張って遅くまでやったから今日はゆっくり起きる」は非常に危険です。
いつの間にか昼夜逆転してしまうかもしれません。
やはり生活リズムを保つためには毎日、「決まった時間に起きる」ことを心掛けてください。
そして、「勉強を始める時間も決める」です。
起きる時間、そして勉強を始める時間を決めておけば大きく崩れることは無くなります。
1日のスタートを大切にして下さい。
次に、「勉強しない日を無くす」です。
お盆などで親戚が集まったりする機会もあると思います。
浪人生なら、大学に進学した高校時代の友人からの誘いもあるでしょう。
「医学部受験、歯学部受験は厳しいのだから全て断われ」とは言いません。
しかし、全く勉強しないのはどうかと思います。
親戚の集まりや友人との遊びの時間もいいと思いますが、勉強する時間はあるはずです。
ここでメリハリを付けることは、この先の受験勉強にもいい影響を与えます。
「行事があったとしても、必ず勉強はする」ことを心掛けてください。
受験を控えた友人と一緒に頑張るのもいいと思います。
一人で黙々と勉強するスタイルが自分に合っているのなら、それもいいと思います。
友人と上手く連携しながら勉強することでモチベーションが保たれるのであれば、お互いを高められるやり方で協力して勉強を進めて下さい。
医学部入試、歯学部入試に向けて残された「夏」を有効に使ってください。