医学部入試

「夏」に伸びる人と勉強した気で終わる人は、ここが違う

明日、東日本は台風接近の影響で交通機関が大きく乱れる可能性があります。

東海道新幹線も東京と名古屋の間は運休が決まっています。

台風の影響を受けそうな地域の受験生の皆さんは、十分に気を付けてください。

 

メルオンのようなオンラインでの個別指導であれば家から出る必要はなく、台風の影響を心配する必要はありません。

しかし、塾や予備校に通い、夏期講習などで医学部受験、歯学部受験に向け頑張っている受験生も少なくないでしょう。

 

「夏」に頑張った受験生でも、頑張りが「成績に結びつく受験生」と「頑張った気で終わってしまう受験生」の2つに分かれます。

この違いは、どこから来るのでしょうか?

それは、「与えられたことを、ひたすらこなす」受験生と、「自分がやるべきことをしっかり考えている」受験生の違いです。

 

塾や予備校の夏期講習は、自分のことだけを考えて教材が作られ、授業が行われているわけではありません。

夏期講習を受ける多くの受講生全体を考えた教材、授業となります。

こういった授業を非常に真面目に受けて、夏が終わった時に「自分ながらよく頑張った」と思うものの、「なぜか成績は伸びない」受験生は珍しくありません。

 

確かに勉強量、勉強時間は十分に「頑張った」と言えるものなのでしょう。

しかし、それが本当に自分としてこの「夏」にやるべきことだったのかは別の話です。

特に夏期講習で、難し目の講座を受けていた受験生は「やった気」にはなります。

「こんな難しいことに食らいついていった」、この気持ちはりっぱですが、難しいことに取り組む前にやるべきことは無かったのか?という疑問も残ります。

 

医学部入試、歯学部入試では「難しい問題」も出題されます。

しかし医学部入試、歯学部入試で合格するために必要なことは、難しい問題を解けるようにすること以上に、「他の受験生が解いてくる問題は自分も絶対に落とさない」です。

 

「よくある問題」を落としているようでは医学部合格、歯学部合格は危ういものとなってしまいます。

医学部受験だろうと歯学部受験であろうと、「夏」にやるべきことは「よくある問題」の完成です。

よくある問題が完成してこそ、秋以降の難し目の問題への取り組みが生きてきます。

ここがしっかりしていないと、秋以降の伸びは期待出来ません。

 

「夏」を終えて成績が伸びる受験生は、「夏」に自分の足腰を鍛えることを忘れません。

先を急がず、自分の弱い部分の基礎固めを怠りません。

個別指導では自分のための授業となりますが集団授業では、そうも行きません。

 

医学部受験生も歯学部受験生も、「夏」をやった気で終わらせないために、「自分が今、やるべきことは何か」を考えてください。