医学部入試

絶対に注意、1回30分以上の面接指導は意味がありません。

来週の土曜日10月19日(土)には東海大学医学部総合型選抜「希望の星育成」と帝京大学医学部総合型選抜の1次試験があります。

その他の医学部学校推薦型選抜、歯学部学校推薦型選抜が11月に入るとありますので、個人面接指導が多くなっています。

 

生意気ですが、私は個人面接指導に絶対の自信を持っています。

それは、医学部や歯学部の方と何度も直接お会いして、「そもそも面接は何のために行うのか」、「面接では、どこを見ているのか?」、「どういう答えを期待しているのか?」、「どういう答えがダメなのか?」といったことを聞き出しているからです。

 

けして、「医学部だからこうだろう」、「歯学部だから、こう答えておけばいいだろう」といった想像で指導はしていません。

信念を持って面接指導を行っています。

 

生意気なことを言いましたが、それくらい私は自信を持っています。

 

私は医学部受験、歯学部受験の面接指導は「30分程度の指導を何回も繰り返すべき」だと考えています。

1回の指導に時間を掛けて、1回で終わらせようとすることには反対です。

 

私が面接指導を行う時は、医学部や歯学部の面接で最も重要な「医学部志望理由」、「歯学部志望理由」をまず固めます。

受験生は、この質問の答えは用意していると思いますので、答えを言ってもらいます。

しかし、いきなり「オッケー」は、まずありません。

 

内容について詳しくは書けませんが、ここから医学部や歯学部の面接について解説します。

その上で、「どこが物足りなかったのか」、「なぜ物足りなかったのか」を伝え、その受験生の場合「どういう言い方がいいのか」を、「例えば、こんな答え」と例を示します。

「例えば、こんな答え」を示す時には、受験生のことをよく知ることが欠かせませんので、いろいろ聞きます。

そして「次回には、自分の言葉で言えるように」準備をしてもらいます。

つまり受験生は、自分なりに考える時間が必要になります。

1回30分程度の指導の中で、いくつかの質問をこなして行き、次回に改めて答えを聞かせてもらいますが、「個人面接とは何か?」、「どういう答えを準備すればいいのか」を説明して「例えば、こんな感じ」と伝えてありますので、ほとんどの場合やったことはスムーズに答えられるようになります。

 

これを例えば1時間もやっていては、あまりに多くのことを考えなければならないので、消化できるとは思えません。

ですから、「1回30分程度、そのかわり何回もやる」ことにしています。

 

また、個人面接は「慣れ」が非常に重要です。

例えば90分の面接指導を1回行うより、30分の指導を3回やった方が面接に慣れます。

 

こういった理由から「面接指導は30分程度」で行うようにしています。

「面接指導を1回しか受けることが出来ない」ということであれば、時間を掛けて必要なことは全て行う必要がありますが、そうでなければ30分程度の指導を繰り返した方が効果的だと考えています。

 

「30分ほどの指導で指導料をいただくのは、どうなんだろう?」という思いがありますので、面接指導は基本的に費用をいただいていません。

費用をいただく場合は、志望理由書の添削など、他の何かと合わせていただいています。

 

予備校の中には、1回の面接指導を1時間とか90分、120分といった長い時間行う予備校もあるようですが、「授業料をいただくために長い時間やっているのか」と思うくらいです。

 

私が面接指導を行う時には「録音しても録画してもいい」と言っています。

今日やったことを次に生かして欲しいからです。

30分でも盛り沢山になりますので、忘れないように録音や録画をすることを許容しています。