医学部入試

医学部や歯学部を目指す現役生は理科を軽視していては、合格は遠のきます。

今週の土曜日、10月16日(土)には東海大学医学部総合型選抜、帝京大学医学部総合型選抜の1次試験が行われます。

また、日本大学松戸歯学部の総合型選抜も行われ、翌17日(日)には北海道医療大学歯学部、神奈川歯科大学、朝日大学歯学部で総合型選抜が行われます。

 

医学部受験、歯学部受験が現実的なものに感じられる時期になりました。

 

医学部受験、歯学部受験での合格を目指す受験生の皆さんは日々の勉強に一層、力が入っていることだと思います。

毎日の勉強を頑張るのはいいのですが、受験勉強は第一義的に「志望校に合格するため」に行うものです。

ですから、医学部や歯学部の志望校で合格するための勉強を意識してください。

言葉を変えて言うと「志望校の試験で、そこで出された問題で合格点を取るための勉強」になります。

 

繰り返します「そこで出された問題で合格点」です。

出ない問題は、解けなくても問題ありません。

また、満点も必要ありません。

「出された問題」、「合格点」ということを意識して受験勉強を進めて下さい。

 

医学部受験でも歯学部受験でも、総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(推薦入試)は、一般選抜と試験内容が異なることが一般的です。

医学部や歯学部の総合型選抜や学校推薦型選抜を受けるのであれば、試験内容に合わせた、その対策に追われると思います。

それはそれで間違ってはいないのですが、医学部入試でも歯学部入試でも総合型選抜や学校推薦型選抜で必ず合格する、とは言えません。

 

他学部の指定校推薦の場合、ほぼ間違いなく合格することが出来るようですが、医学部でも歯学部でも指定校推薦だからといって必ず合格するわけではありません。

入学後の勉強は厳しく、さらに最後は国家試験が待ち受けていますのでキッチリとした入学者選抜は欠かせません。

 

総合型選抜や学校推薦型選抜を受けるにしても、一般選抜に向けた勉強の手を緩めるわけには行きません。

英語や数学を頑張っていると思いますが、現役生の特徴として「理科に手が回らない」ということがあります。

しかし、理科も出題されます。

 

英語や数学は、非常に多くの時間を必要とする教科です。

これから一般選抜までの間に、どこまで伸びるかを考えれば「理科」です。

英語や数学に比べて、「やるべき量が少ない」のが理科です。

これからでも十分に伸びが期待できます。

 

「理科をやっている時間が無い」は医学部合格、歯学部合格を自ら遠ざけているようなものです。

 

英語や数学をやるな、と言っているわけではありません。

理科にも時間を割くようにお話ししています。

 

医学部受験、歯学部受験で合格を勝ち取るために、これからの勉強をどう進めるのかを考えてください。