インターネットで調べ物をしていたら塾の広告で、「目標を達成できなかったら授業料免除!!」という広告がありました。
予備校でも「合格出来なかったら、授業料免除」と謳っている予備校もありますね。
こういった広告を見ると「すごい自信。よほど、しっかりしているんだろう」と思うかもしれません。
私は、こういった広告には否定的です。
受験生や保護者を惑わす、「良くない広告」と考えています。
「授業料返金」ではなく「授業料免除」となっています。
返金なら分かるのですが、免除です。
つまり翌年、または翌月の授業料はいらない、ということです。
「医学部受験や歯学部受験で合格出来なかったら、翌年の授業料を免除する」と言われても結果を出せなかった予備校に、もう1年通おうとは思わないかもしれません。
予備校側からすると集団授業で、1クラス10人の生徒が11人になっても経費は変わりません。
教室の家賃も先生の講師料も変わらないので予備校側にとって、1人増えても何も痛まないのです。
ですから、「翌年の授業料は免除」であって「納めていただいた授業料は全額返金」とはならないのです。
「返金」は予備校側も痛みます。
また、「授業料免除」の条件が非常に厳しい塾や予備校もあるようです。
「授業は1日も休まない」、「宿題・課題は期日まで必ず提出」、「授業後の自習は必須」などがあるようです。
少し違いますが、必要以上の追加授業を取らせる塾・予備校もあるようです。
受験生や親御さんの不安な気持ちに対して「このままでは危ない。もっと授業を取らないとダメ」などということがあるようです。
志望校合格に向けて適切な追加授業ならいいのですが、営業臭が強いものもあるようです。
医学部受験、歯学部受験に向き合う受験生や親御さんは冷静に判断してください。