医学部入試

入試直前、受験生の親にやって欲しいこと、やってはいけないこと

今年のお正月休みは長かったのですが、それも今日で終わりです。
日頃、仕事をされている親御さんもお正月休みは、受験生の様子を日々感じていたのではないでしょうか?

共通テストまで残すところ2週間を切りました。
私立医学部一般選抜、私立歯学部一般選抜までは2週間と数日になりました。
受験生本人の緊張感は高まって来ていると思います。

受験勉強そのものは受験生本人が粛々と進めて行くものですが、親御さんやご家族の皆さんは受験生の最大の応援者であって欲しいものです。
医学部入試、歯学部入試も間近に迫ったこの時期に、親御さんはどうするべきでしょうか?

親として最も基本になるのが、「落ち着く」ことです。
受験生である自分の子供を見ていて、「こんな様子で大丈夫なのか」と思いうかもしれません。
そうなると親が黙っていられなくなりがちです。

現在は、様々な媒体で情報があふれています。
「教育で有名なあの人がこう言ってる」、「難関大学に受かった人がこのやり方が良かったと言っている」、「東大生が使っていた問題集」こういったことが親としても気になるかもしれません。

気になるのはいいとしても、それを受験生に押し付けるのは絶対に避けてください。
受験生は一人ひとり違います。
多くの人が上手く行った方法であっても、自分の子供にもふさわしいかは別です。

「こんな方法もあるみたい」とさりげなく言うのはいいと思いますが、それを押し付けようとするのは、受験生のやる気を削ぐことに繋がりかねません。
「東大生の勉強法」は、東大に合格するだけの能力を持っていたから出来る勉強法だと思います。
その勉強法をやり抜くことは簡単ではないでしょうし、やり抜く力を持っていたからこそ東大に合格したのでしょう。
問題集や参考書も、「使いこなす力を持っていてこそ」、です。
親が様々な受験情報に触れるのはいいと思いますが、押しつけにならないように自分自身が落ち着いてください。

東京や大阪などに不慣れな受験生が、ホテルから試験会場までの行き方や所要時間が分からない時に、「一緒に調べる」ことは受験生にとっても心強いことでしょう。
聞かれる前に「調べといたよ」も、いいと思いますが、「行き方わかる?」、「いや、分からない」、「調べておいたよ」という会話があった方がより、スムーズでしょう。

医学部入試、歯学部入試直前のこの時期、親としては自分自身がバタバタしないこと、そして何かの時には「頼りになる」存在であって欲しいと思います。