目次
- はじめに
- 大学の指示を読んでいない志望理由書
- 医学部志望理由と大学志望理由の違い
- 出題意図を読み飛ばす危険性
- 面接資料としての志望理由書を意識する
- 書いたことは必ず聞かれる
- 答えにくいことは書かない
- 具体的に説明できる内容だけを書く
- よくある危険な志望理由書の例と改善例
- 家族(医師・歯科医師)の姿を見て決めた
- 「人の役に立ちたい」だけで終わる
- 大学の特色を無視して一般的なことしか書かない
- 合格に近づく志望理由書の書き方
- 大学の指示を丁寧に読み取る
- 読み手(面接官)を意識する
- 具体的な経験やエピソードを盛り込む
- まとめ
- はじめに
医学部・歯学部の入試において、志望理由書は「ただの書類」ではありません。事務職員が使うわけではなく提出した志望理由書は、そのまま評価者・面接官の手元に渡り、受験生を評価する重要な資料として使われます。
しかし、多くの受験生が基本を押さえられず、書いた内容がかえって自分を不利にしてしまうことも…。今回のブログでは、よくある失敗と改善方法を具体的に解説します。
- 大学の指示を読んでいない志望理由書
医学部(歯学部)志望理由と大学志望理由の違い
入試要項をよく読むと、大学によって求めている内容が異なります。
- 「医学部(歯学部)を志望する理由」を書け
- 「本学を志望する理由」を書け
- 「両方について述べよ」
大きく分けると3つに分けられますが、この違いを理解せずに書くと、非常に危険な状況になります。
大学の意図を読み飛ばす危険性
たとえば「本学を志望する理由」と指定されているのに、「人を助けたいから医師を目指す」といったn愛用を書いた場合、指示を守られていません。読んだ面接官(評価者)は、「この受験生は何を書いているんだ。理解力無し」と考えるでしょう。
まず確認すべきは、大学が何を聞きたいのか。
- 面接資料としての志望理由書を意識する
書いたことは必ず聞かれる
志望理由書は、面接で必ず参照されます。書いたことについては何を聞かれても答えられる準備が必要です。
答えにくいことは書かない
たとえば、
「医師(歯科医師)である父が患者に寄り添い信頼される姿を見て、自分も医師(歯科医師)を志した」
と書けば、面接官はこう質問します。
- どんな場面で見たのか?いつ見たのか?
- 診察室に入ったのか?
- どうして「信頼されている」と分かったのか?
- 寄り添っていると思ったのは、なぜか?
答えに詰まるようなら、最初から書いてはいけないのです。
多くの受験生の志望理由書添削をしますが、あまり深く考えないで、なんとなく志望理由を書く受験生が非常に多いと感じます。
具体的に説明できる内容だけを書く
美しい文章よりも、具体性と説明責任が大切です。自分の体験に基づき、深掘りされても一貫して答えられる内容だけを盛り込みましょう。
- よくある危険な志望理由書の例と改善例
危険例1:家族(医師・歯科医師)の姿を見て決めた
「父(母)が患者に寄り添う姿を見て、医師を志した」
【問題点】
- 具体性がなく「本当に見たのか?」と突っ込まれる
- 診察室に入ったのか、いつのことか、説明できないと信憑性に欠ける
【改善例】
「高校1年の時に父(母)の病院でボランティアを経験し、患者さんから「先生はいつでも優しく、どんなことでも相談できて有難いです。今日もありがとうございました」と声をかけられる父(母)の姿を見て、自分も医療に携わりたいと思った」
実際に説明できる体験を盛り込むことで説得力が増します。
危険例2:「人の役に立ちたい」だけで終わる
「人の役に立ちたいから医師(歯科医師)を目指す」
【問題点】
- 人の役に立つ仕事は医師(歯科医師)だけではない
- 面接で「具体的にどんな経験からそう思ったの?」と聞かれて答えにくい
【改善例】
「部活動でけがをした友人をサポートした経験から、人の健康を支える仕事に興味を持ちました。その後、地域医療体験に参加し、医師の姿を間近で見て自分も医学を学びたいと強く思うようになりました」
「自分だけの経験」を根拠にすると強い。
危険例3:大学の特色を無視して一般的なことしか書かない
「最新の医学を学びたいので御校を志望しました」
「早期臨床体験に魅かれました」
【問題点】
- どの大学にも当てはまる
- その大学でなければならない理由がない
【改善例】
「御校の地域医療に力を入れたカリキュラムに魅力を感じました。将来は地元に戻り、地域医療に貢献したいと考えており、御校の教育方針はまさに自分の目標と一致しています」
その大学でなければならない理由が大切。大学の特色と自分の将来像をつなげることが出来れば説得力が増します。
- 合格に近づく志望理由書の書き方
では、どのように書けば良いのでしょうか。ポイントは3つです。
- 大学の指示を丁寧に読み取る
→ 医学部(歯学部)なのか、大学なのか、両方なのかを区別する。 - 目指す将来像など、追加の指示がないかも確認する
- 読み手(面接官)を意識する
→ 書いた内容について質問されても答えられるようにする。 - 具体的な経験やエピソードを盛り込む
→ 単に「人を助けたい」ではなく、自分の体験を根拠にする。
- まとめ
志望理由書は、単なる「提出物」ではなく、面接という本番で何度も参照される重要な資料です。
- 大学の指示を守る
- 面接で突っ込まれても答えられる内容を書く
- 自分だけの具体的な経験を盛り込む
この3点を意識するだけで、志望理由書は大きく変わり、合格に近づくことができます。