目次
- 新しい年の始まりに、あえて厳しい現実を伝える
- 医学部・歯学部入試は最後まで「完全な個人戦」
- 不安な今こそ、やるべきことを明確にする
- 試験日から逆算して考えるということ
- 今やるべき勉強は「満点狙い」ではない
- 入試で最も悔いが残る瞬間とは
- 最初の試験日までに仕上げるべき勉強の正体
- 入試が始まると勉強の質が一段階変わる
- 試験後の復習が次の合格を引き寄せる
- 入試期間中は最も成長できる特別な時間
- 勉強時間と科目を本番仕様で組み立てる意味
- 過去問演習で本当に身につけるべき力
- 「知っていれば防げる失敗」は必ず防ぐ
- 合格点を取るための判断力を磨く
- 生活を完全に「入試モード」へ切り替える
- 最後に - 希望の年にする覚悟はできているか
- 新しい年の始まりに、あえて厳しい現実を伝えます
新しい年を迎えると、多くの人は「今年こそは」という言葉を口にします。
しかし、医学部受験・歯学部受験においては、希望的な言葉だけで結果が変わることはありません。
今、目の前にあるのは数週間後、あるいは数日後に迫った共通テストや一般選抜の試験本番です。
この現実から目を背けず、新しい年の節目だからこそ、あえてはっきり言います。
今年を希望の年にできるかどうかを決めるのは、自分自身です。
- 医学部入試・歯学部入試は最後まで「完全な個人戦」
医学部入試・歯学部入試は、団体戦ではありません。
最後は、誰の助けも借りられない「完全な個人戦」です。
試験会場に入った瞬間、家族も、学校の先生も、予備校の講師も、横にはいません。
これまでどれだけ支えてもらってきたとしても、その場で問題を解き、答案を書くのは自分一人です。
だからこそ、「誰かが何とかしてくれる」という発想は捨てて「自分を助けるのは自分しかいない」ことを改めて肝に銘じて下さい。
- 不安な今こそ、やるべきことを明確にする
この時期、多くの受験生が不安を感じます。
それは当然のことです。
どんなに成績のいい受験生も、模試でA判定の受験生も不安を感じます。
合格するという保証はどこにも無いのですから。
しかし、不安の正体を突き詰めると、多くの場合、「今、自分は何をすべきかが曖昧」
という点に行き着きます。
不安を消す唯一の方法は、やるべきことを明確にし、それを一つずつ潰していくことです。
- 試験日から逆算して考えるということ
共通テストを受ける人は、共通テスト当日までに、どこまで仕上げるのか。
共通テストを受けず、私立医学部・歯学部一般選抜に集中する人は、最初の受験校の試験日までに、何を完成させるのか。
ここを曖昧にしたまま勉強してはいけません。
残り時間は有限です。
すべてを完璧にする時間は、もうありません。
- 今やるべき勉強は「満点狙い」ではない
この時期になっても、「難しい問題を解けるようにならなければ」と考える受験生は少なくありません。
しかし、はっきり言います。
今やるべき勉強は、「どんな問題でも解ける」という、満点を取るための勉強ではありません。
医学部・歯学部入試で必要なのは、合格点を超える点数です。
それ以上でも、それ以下でもありません。
トップの成績での合格もギリギリでの合格も、「合格」という点では同じです。
トップ合格でもギリギリ合格でも「入学出来る」と言う点で変わりはありません。
医学部受験・歯学部受験で必要なのは満点ではなく「合格点」です。
このことをしっかりと理解してください。
- 入試で最も悔いが残る瞬間とは
入試で一番悔しい瞬間は、難問が解けなかったときではありません。
- 解けるはずの問題を落とした
- 見たことがある問題なのに思い出せなかった
- 試験後に「あれ、できたのに」と気づいた
この瞬間こそが、最も心に悔いが残ります。
これを無くすことが、医学部受験・歯学部受験で合格に直結します。
- 最初の試験日までに仕上げるべき勉強の正体
だから、最初の試験日までにやるべきことは明確です。
「自分として解けなければならない問題」を、試験時間中に確実に解けるようにすること。
各科目とも、
- 頻出分野
- 合否を分ける標準問題
- 落としてはいけない基本~標準レベル
これらの問題は、これまでに何度もやったはずです。
医学部や歯学部を目指す受験生なら誰もが解ける「当り前の問題」を、「考え込まずに解ける状態」まで仕上げてください。
「時間を掛ければ解ける」では十分ではありません。
試験時間内に解けないと、「解くことが出来ない」のと同じです。
- 入試が始まると勉強の質が一段階変わる
入試が始まると、多くの受験生が実感します。
本番の集中力は、普段の勉強とはまったく違う。
当然と言えば当然かもしれません。
この集中力は、使い方次第で大きな武器になります。
非常に高い集中力で問題に取り組みますので、記憶にもしっかり残ります。
これを生かさない手はありません。
- 試験後の復習が次の合格を引き寄せる
試験が終わったら、必ず復習をしてください。
ただし、やり方を間違えてはいけません。
復習するのは、「自分として解けなければならなかった問題」だけです。
すべてをやり直す必要はありません。
何度も言いますが、「必要なのは満点ではなく合格点」です。
「やったはずなのに出て来なかった問題」を「次に出たら確実に解き切る」ようにする勉強です。
「非常に高い集中力で向き合った問題」、「とても悔しい思いをした問題」ですから、やり直せば確実に自分のものになります。
- 入試期間中は最も成長できる特別な時間
実際の医学部入試・歯学部入試で出題された問題を使って復習する。
これは、医学部入試・歯学部入試で、「出る問題」だけで勉強することを意味します。
この期間は、精神的には苦しいでしょう。
しかし、最も合格に近づける期間でもあります。
入試では誰も助けてくれません。
精神的にも肉体的にも厳しい期間ではありますが、合格を掴み取るためには自分自身が頑張るしかありません。
永遠に受験勉強を続けるわけではありません。
「医学部入試・歯学部入試が終わりまで」、です。
いい結果が待っていることを信じて、前を向いてください。
- 勉強時間と科目を本番仕様で組み立てる意味
残された時間では、勉強内容だけでなく、勉強時間と科目の組み合わせも重要です。
本番と同じ時間帯に、同じ順番で科目を解く。
これは、立派な実戦練習です。
入試本番での疲労度も分かります。
- 過去問演習で本当に身につけるべき力
過去問演習は、「解けた・解けなかった」を見るためのものではありません。
- 科目ごとに、試験時間内に合格点が取れるか
- 科目ごとの時間配分は適切か
- 科目ごとに、問題構成に癖はないか
これを確認するためのものです。
- 「知っていれば防げる失敗」は必ず防ぐ
数学の小問集合に、明らかに手強い問題が混ざっている大学もあります。
英語で、いきなり長文から始まる大学もあります。
「誤りをすべて選べ」という問い方をしてくる大学もあります。
知らなければ、試験当日思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。
これらは、知っていれば冷静に対応でき、失敗を防ぐことが出来ます。
- 合格点を取るための判断力を磨く
入試では、何を解くかよりも、何を解かないかが重要になる場面があります。
その判断力は、過去問演習でしか身につきません。
「この大学の、この科目は試験時間内に解き切れるのか」を考え、「試験時間内に解き切ることは出来ない」と判断したら、「何を解いて、何を解かないのか」を考えなければなりません。
「英語の長文問題で問題文を全て読んでいる時間は無い」と判断したら、「長文を全部読まなくても解ける問題」を見つけて下さい。
過去問演習では、こういったことが重要です。
- 生活を完全に「入試モード」へ切り替える
勉強と同じくらい大切なのが生活です。
基準は一つ。
午前9時には、全力を出せる状態になっていること。
そのための生活を、今すぐ作ってください。
100の力を持っている受験生が70%しか力を出せなければ、80の力しかない受験生が力を出し切れば勝てません。
せっかく、ここまで頑張って蓄えてきた力を、試験で全て出し切れるよう生活を整えて下さい。
保護者の方も、気を付けてください。
- 最後に - 希望の年にする覚悟はできているか
今年を希望の年にできるかどうかは、誰かが決めてくれるものではありません。
自分で決め、自分でやり切る。
それができた人だけが、合格という結果を手にします。
ここからが、本当の勝負です。
最後まで的確な勉強、適切な生活を出来た受験生には、きっといい結果が待っています。
2026年が希望の年になります。

