医学部入試

完全ガイド 医学部・歯学部を目指すご家庭での「親の関わり方」

医学部・歯学部受験は、単なる学力競争ではありません。
長期間にわたる努力、精神的な安定、そして家庭環境が大きく影響する受験です。

つまり、保護者の関わり方が、お子様の学習継続力や自己肯定感に直結し、結果として合否にも影響を与えるのです。

目次

1,「努力しているのに伸びない」が起こる理由

2,合格する家庭に共通する特徴

2-1, 結果より家庭を見ている

2-2 「勉強しなさい」という回数が少ない

2-3 やる気の波を否定しない

2-4 家庭内の安心感が高い

2-5 子どもを「一人の受験生」として尊重している

3,書籍、医学部・歯学部を目指すご家庭のための「親の関わり方」プレゼント

 

1,「努力しているのに伸びない」が起こる理由

医学部・歯学部受験は、一般的な大学受験とは性質が大きく異なります。勉強時間を増やせば必ず成績が比例して伸びる、という単純な構造ではありません。

むしろ、真面目に努力しているにもかかわらず、成績が思うように伸びない時期を経験する受験生が非常に多いです。

保護者の方からは、
「毎日勉強しているのに成績が上がらない」
「やる気がある日とない日の差が激しい」
というご相談をよくいただきます。

しかし、これは決して珍しいことではありません。
医学部・歯学部志望の高校生においては、むしろ自然な過程とも言えます。

なぜなら、医学部・歯学部入試は、基礎力・応用力・思考力・継続力といった複数の要素が同時に求められるため、
短期間で成果が見えにくいからです。

特に高校生の場合、学校の勉強、模試、定期テスト、受験対策が重なり、努力の方向が分散しやすくなります。

その結果、「頑張っているのに結果が出ない」という状態に陥りやすくなるのです。

ここで保護者の方が注意したいのは、成績の変動を「努力不足」と決めつけないことです。

成績が伸び悩む背景には、
・学習方法の問題
・理解の定着段階
・精神的な疲労
・志望校との距離感への不安

など、様々な要因が複雑に絡んでいます。

また、医学部・歯学部受験では、最終的に評価されるのは学力だけではありません。

面接、小論文、人物評価といった要素も重視されるため、
日々の思考力や自己表現力の積み重ねも重要になります。

つまり、単純に「勉強量=合格」ではない受験なのです。

さらに高校生という時期は、精神的にも非常に揺れやすい時期です。

昨日は意欲的だったのに、今日はやる気が出ない。
このような波があるのは、決して異常ではありません。

むしろ、真剣に将来を考えているからこそ、不安や迷いが生じ、やる気の波として表れるのです。

ここで重要なのは、やる気の波を「問題」と捉えるのではなく、「長期受験における自然なリズム」と理解することです。

保護者の方が過度に反応してしまうと、お子様は
「結果を出さなければいけない」
「期待に応えなければいけない」
というプレッシャーを強く感じるようになります。

その結果、勉強に向かうエネルギーよりも、不安や自己否定の感情が大きくなってしまうことがあります。

医学部・歯学部受験において本当に必要なのは、短期的な結果に一喜一憂することではなく、長期的に努力を継続できる環境を整えることです。

そしてその環境の中心にあるのが、家庭の空気と保護者の関わり方なのです。

 

2,合格する家庭に共通する特徴

これまで多くの医学部・歯学部志望の高校生と、そのご家庭を見てきて感じることがあります。
それは、「合格するご家庭には共通する空気」があるということです。

特別な教育をしているわけでも、常に勉強を監視しているわけでもありません。

むしろ逆に、お子様が安心して努力を継続できる環境を、自然に整えているご家庭が多いのです。

ここでは、実際に成績が安定して伸びていくご家庭に見られる代表的な特徴をご紹介します。

1.結果よりも「過程」を見ている

成績が伸びるご家庭ほど、点数だけで評価することがありません。

模試の結果が思うようでなかった場合でも、
「点数」だけを見るのではなく、
「どれだけ継続して取り組めているか」
「以前より理解が深まっているか」
という過程に目を向けています。

医学部・歯学部受験は長期戦です。一度の模試やテストの結果で全てが決まるわけではありません。

それにもかかわらず、結果だけに焦点が当たると、お子様は「結果を出さなければ認めてもらえない」と感じてしまいます。

この状態が続くと、挑戦する意欲よりも、失敗を避ける意識が強くなり、学習効率が下がってしまうことがあります。

一方で、過程を認められているお子様は、安心して努力を継続することができ、結果として成績の伸びも安定していきます。

2.「勉強しなさい」と言う回数が少ない

意外に思われるかもしれませんが、成績が伸びていくご家庭ほど、日常的に「勉強しなさい」という言葉を多用していません。これは、放任しているという意味ではありません。

すでにお子様自身が「勉強することが当たり前の環境」の中にいるため、強く言う必要がないのです。

医学部・歯学部を目指す高校生の多くは、本来非常に真面目で責任感があります。

そのため、繰り返し指示されることで、やる気が上がるというよりも、「監視されている感覚」や「プレッシャー」を感じやすくなります。

結果として、やる気の波が大きくなったり、
勉強への心理的な抵抗が生まれてしまうこともあります。

3.やる気の波を否定しない

「昨日は集中していたのに、今日はやる気がないように見える」
この様な状況に不安を感じる保護者の方は少なくありません。

しかし、医学部・歯学部受験のような長期目標に向かう過程では、やる気に波があることはごく自然なことです。

むしろ常に同じモチベーションを維持し続けることの方が難しく、一時的な停滞や気持ちの揺れは、努力している証でもあります。

合格するご家庭では、この「波」を問題視するのではなく、
長期的な成長の一部として受け止めています。

「今日は少し疲れているのかもしれないね」
「ここまでよく続けているね」

このような声かけがあるだけで、お子様は安心し、再び前を向く力を取り戻しやすくなります。

 

4.家庭内の安心感が高い

成績が安定して伸びるお子様の多くは、家庭内で過度な緊張を感じていません。

もちろん、受験に対する適度な緊張感は必要です。しかし、常に結果を問われる環境では、心が休まる時間がなくなってしまいます。

医学部・歯学部受験は、学力だけでなく精神力も問われる受験です。だからこそ、家庭が「安心できる場所」であることは非常に重要です。

外で努力し、家では安心して過ごせる。

このバランスが整っているご家庭ほど、お子様は長期間にわたり集中力を維持しやすくなります。

5.子どもを「一人の受験生」として尊重している

高校生になると、精神的にも大きく成長し、自分なりの考えや目標を持つようになります。

合格するご家庭では、
お子様を「管理する対象」としてではなく、
「自分の進路に向き合っている一人の受験生」として尊重しています。

勉強方法や進路についても、一方的に決めるのではなく、
対話を通して方向性を共有していく姿勢が見られます。

この関わり方により、お子様自身の主体性が育ち、受験に対する責任感も自然と高まっていきます。

医学部・歯学部受験において最も重要なのは、
「やらされる勉強」ではなく、「自分で選び続ける努力」です。

その土台を支えているのが、保護者の穏やかな関わり方なのです。

 

3,書籍、医学部・歯学部を目指すご家庭のための「親の関わり方」プレゼント

これまで書いてきたことは、医学部・歯学部を目指すご家庭のための「親の関わり方」ガイド、という書籍の第1章と第2章です。

この本は下記のように、全部で8章仕立てになっています。

はじめに
なぜ医学部・歯学部受験は「親の関わり方」で差がつくのか

第1章
努力しているのに伸びないのはなぜか

第2章
合格するご家庭に共通する5つの特徴

第3章
良かれと思ってやってしまいがちなNG行動

第4章
やる気が不安定な時にこそ大切な
「承認(アクノレッジ)」という関わり方

第5章
学年別|今いる位置で本当に大切なこと
(高3・浪人/高2/高1)

第6章
面接・小論文で差がつく家庭の習慣

第7章
今日からできる受験サポート10の実践

最終章
お子様の可能性を最大限に引き出すために

 

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