医師と歯科医師の国家試験の合格発表がありました。
まず目に付くのが、それぞれの合格率です。
医師の方は合格率が90.6%と9割を超えました。
昨年に比べ受験者は38人減っているのに対し
合格者は198人増えています。
やはり、医師不足が影響していると考えられます。
一方、歯科医師は合格率が68.9%と7割を切りました。
受験者が昨年より95人増えているのに、
合格者は106人減っています。
歯科医師は過剰と言われていますのでやはりその影響でしょう。
医師国家試験も歯科医師国家試験も
合格基準は明示されていません。
医師、歯科医師ともにその時の状況が
合格基準に影響を与えていると言われていますが、
今年もやはり、そうだったと思います。
大学別にみると、東大の合格率が全体で90.7%と
全大学の合格率の平均で、新卒だけを見ると92.6%と、
全大学の新卒平均94.4%を下回っています。
医学部の中では、入試難易度が低い方と言われている、
埼玉医科大学は全体の合格率が93.0%、
新卒合格率が96.8%といずれも
東大の合格率も、全大学の合格率も上回っています。
歯科医師では、
新卒の合格率で50%を下回った大学があったことが目をひきました。
大学も衝撃を受けているのではないでしょうか。
当然、国試対策も練り直すと思います。
細かく見てみると、まだまだいろいろありますが
それは、次の機会に。