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杏林大学医学部で出題ミス(2019-02-07)

先週の金曜日、2月1日(金)に1次
試験が行われた杏林大学医学部の英語
で出題ミスがあったことが発表されま
した。

本日、2月7日付で杏林大学のホーム
ペ-ジに、医学部入試の出題ミスにつ
いて「英語大問Ⅲ(カ)において、正
解と考えられる選択肢がないことが判
明しました。」「当該設問については全
員正解として扱う。合格発表前のため、
合否に影響はない。」と書かれています。

この杏林大学の発表に対して、私は釈
然としない気持ちを持ちました。どこ
の医学部でも出題ミスについての対応
として「全員正解」とすることが、ほ
とんどですが、その問題に時間をかけ
た受験生と、そもそも解いてもいない
受験生とを同じ正解にし、同じ得点を
与えることには、違和感を感じます。

医学部合格に向け頑張ってきた医学部
受験生の心中を考えると、複雑です。
大学入試では、出題ミスが無くなりま
せん。大学も十分、努力をしているの
でしょうが、出題ミスが明らかになる
たびに受験生が真剣に頑張っている姿
を見ているだけに、なんともやりきれ
ない気持ちになります。

杏林大学は、今日の発表の最後で「合
格発表前のため、合否に影響はない。」
と言い切っていますが、杏林大学医学
部を受験した医学部受験生は、なかな
か「そうですか」といかないように思
います。

メルリックスの講師は、他の医学部の
入試問題でも「出題ミスと言っていい
のではないか」という問題があると言
っています。「出題ミスと言わないま
でも少なくとも、医学部入試に適切な
問題とは言えないのではないか」と話
しています。メルリックスの講師が
絶対正しいとは思いませんが、受験生
には可哀そうな問題であることは確か
なようです。

杏林大学医学部では1次試験合格者の
発表がありました。今年の杏林大学医
学部1次試験合格者は、447名で昨年
に比べ7名多い1次試験合格者でした。

杏林大学医学部の2次試験では小論文
と面接が行われます。これまでの杏林
大学医学部入試を見ていると、公表さ
れてはいませんが、杏林大学医学部の
2次試験には配点があるのではないか
と感じています。あくまで私の個人的
な感想に過ぎませんが、杏林大学医学
部は2次試験に配点があり、2次試験
での逆転が可能な大学ではないかと思
っています。

杏林大学医学部の小論文は、短いテー
マを与えて、それについて論じさせま
す。手がかりが少ないので、テーマに
よっては書きにくさを感じるかもしれ
ません。それでも「自分は、こう考え
る」ということを書き切ってください。

杏林大学医学部の面接は、面接官2名
による個人面接ですが、面接官によっ
て面接の雰囲気が変わることがありま
す。厳しい面接官に当たっても「自分
の答えに問題があるのか」と疑心暗鬼
にならず「こういうタイプの面接官な
んだ」と考えるようにしてください。