今年度の私立医学部入試も進み、前期
入試は大阪医科大学、産業医科大学、
慶應義塾大学医学部を残すのみとなり
ました。

私立医学部入試では毎年「あの大学で
出た問題が、またここで出た」という
ことが繰り返されています。医学部入試
では「今年の流行問題」と言ったりしま
す。

生徒の話を聞いていると、今年もいくつ
かあるようです。物理では「愛知医科と
関西医科が大問一つ、まるまる同じだっ
た。近畿もほとんど同じで、答えは3校
同じなので、近畿は計算しなくても答え
を書けた」と言う生徒がいます。

この生徒は近畿大学医学部の1次試験に
合格していますので、近畿大学医学部の
物理では愛知医科大学、関西医科大学を
受験していたことで、アドバンテージが
あったようです。ちなみに愛知医科大学
は正規合格をしています。

このように、その年の医学部入試で「同
じ問題」が繰り返しだされることは珍し
くありません。

私立医学部入試では、問題を持ち帰る
ことの出来る大学があります。近畿大
学医学部もそうですし、10校以上の
私立医学部で入試問題を持ち帰れます。

自分が受験していない医学部の今年の入
試問題が高校や塾、予備校にあれば、や
ってみるといいと思います。メルリック
スでも生徒の皆さんに協力していただい
て、今年の入試問題を揃えて他の生徒に
見てもらっています。受験生の書き込み
がある問題も多いのですが、無いよりは
いいと言って活用してくれています。