今年度の私立医学部入試も前期の
1次試験は、慶應義塾大学医学部
を残すだけとなりました。
また、埼玉医科大学医学部の後期
試験の出願は、締め切られました。
医学部受験生の皆さんの中には、医
学部の後期・Ⅱ期を受験すべきか迷
っている受験生も少なくなさそうで
す。
埼玉医科大学の後期に出願した受験
生で、他の医学部後期・Ⅱ期はどう
しようか迷っている受験生もいそう
です。
国公立医学部志望者は、前期試験が
まだ終わっていませんので、私立医
学部の後期・Ⅱ期のことはまだ考え
られないかもしれませんが、出願締
め切りがありますの、頭の片隅では、
私立医学部の後期・Ⅱ期のことも考
えておいた方がいいでしょう。
私立医学部後期・Ⅱ期の受験をため
らう医学部受験生もいると思います。
後期・Ⅱ期の受験をためらう理由に
募集人員の少なさがあります。
今週、出願が締め切られる金沢医科
大学の後期入試の募集人員は10名、
今年から始まる久留米大学医学部の
後期試験の募集人員は約5名です。
関西医科大学の後期試験は6名です。
後期の募集人員21名の日本医科大学、
Ⅱ期の募集人員20名の昭和大学医学
部、15名の大阪医科大学は多少、募
集人員が多いものの、医学部の中でも
難関校です。
私立医学部の後期・Ⅱ期入試は前期・
Ⅰ期に比べ募集人員はかなり少なく
なります。
これまで結果の出ていない医学部受験
生の皆さんは、この募集人員を見て
「人数が多くてもダメだったのに、こ
の人数では受かる気がしない」と思う
かもしれません。
募集人員を見ると確かに、そう思うか
もしれません。でも、考えてください。
入試は「受験者の中で自分は試験成績
何番目か」で合否が決まります。自分
の上に何人いるかです。
後期・Ⅱ期入試では、前期・Ⅰ期に既
に合格した受験生は、受けて来ません。
成績上位の強敵がいなくなった試験です。
前期・Ⅰ期受験時と後期・Ⅱ期を受験す
る時の自分も同じではないはずです。
医学部の合格が決まった受験生は、後期
を受験するにしても、集中力を維持でき
ないことがほとんどです。これまで精一
杯、勉強してきたわけですから「もうこれ
以上は」と思ってしまうことが多いようで
す。
医学部の後期・Ⅱ期の募集人員だけを見て
おじけづく必要はありません。
私立医学部の後期・Ⅱ期を受けるメリットは
医学部合格のチャンス以外にもあります。
しかし、受けないメリットもあります。医学
部後期・Ⅱ期を受けるメリット、受けないメ
リットについて明日、お伝えいたします。