旺文社が全国にある私立大学586校の一般入試の
志願者数を調査し、そのうち解答のあった541大
学の志願者数をまとめています。
ここで言う、一般入試志願者数は、大学独自の入試
とセンター試験利用入試の志願者数の合計です。医
学部入試、歯学部入試でもそうですが、通常の一般
入試とセンター試験利用入試の両方に出願する受験
生がいますので、実数ではなく延べ、となります。
旺文社のまとめを見ると、私立大学一般入試の志願
者数は、2007年から2019年まで13年連続
で一貫して増えています。
医学部入試、歯学部入試もそうですが、入試方式の
多様化、受験料割引制度などで併願校が増える傾向
にあり、学内併願も私立大学全体として増えていま
す。センター試験最後の入試となる2020年入試
も私立大学の志願者数は、さらに増えると思われま
す。
志願者数の上位30位までの私立大学で全志願者数
の約53%を占めています。また、上位100大学
で全志願者数の約83%を占めています。
541の私立大学のうち、30大学で全志願者数の
半数以上を占め、100位までで8割以上の志願者
を占めています。
地域別に見ると、東京・神奈川・千葉・埼玉の首都
圏の私立大学で全志願者の57%を占めています。
この他にも大都市圏の私立大学への集中が見られま
す。
私立大学の一般入試志願者は、様々な面で「集中」
が見られます。