医学部入試

昭和大学医学部一般選抜Ⅱ期は、男子差別?

昭和大学医学部の2021年度入試結果が公表されて
います。医学部入試の結果を見ると、いくつか興味
深い点が見えてきます。

昭和大学医学部の入試結果は、男性と女性それぞれ
の結果も見ることが出来ます。

昭和大学医学部一般選抜1期の志願者数は2,761名
でしたが、そのうち男子は1,601名で58.0%、女子
は1,160名で42.0%でした。男女の合格率を考える
なら志願者数より、実際の受験者数を見る必要があ
りますが受験者のうち男子は57.7%、女子は42.3%
で、志願者との違いはわずかでした。

2次試験合格者257名を、男女別に見ると、男子は
152名で59.1%、女子は105名で40.9%でした。
受験者のうち女子は42.3%でしたが合格者のうち
女子は40.9%で、割合はやや低くなりましたが、
有意な差がある、とまでは言えないでしょう。

合格率(合格者数÷受験者数)を見ると男子が
9.9%、女子は9.5%で男子の方が若干高くなって
います。

一般選抜Ⅱ期を見ると受験者1,406名のうち男子は
741名で52.7%、女子は665名で47.3%でした。

2次試験合格者は23名でしたが、そのうち男子は
11名で47.8%、女子は12名で52.2%と男女が逆
点しています。受験者の半数以上が男子でしたが、
合格者では男子は半数を下回りました。

一般選抜Ⅱ期の合格率は男子が1.5%、女子が1.8%
でした。合格率も男子より女子の方が高くなって
います。

これをもってして「昭和大学医学部選抜Ⅱ期は男子
を差別している」とは言えないでしょうが、女子の
健闘が見えます。

選抜1期の合格率と比べると選抜Ⅱ期の合格率は、
男女とも大きく下がっています。

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