私立医学部受験では、通常の一般選抜の他に共通
テスト利用入試もあります。私立医学部31校の
うち、17校が共通テスト利用入試を行っていま
す。
私立医学部の共通テスト利用入試の出願締め切りは
原則、共通テストの試験日より前になります。国公
立医学部受験のように、共通テストの自己採点結果
を見てから出願することは出来ません。
私立医学共通テスト利用入試の後期では、自己採点
をしてからの出願も可能ですが、共通テスト利用入
試の後期は、募集人員も少なくなり厳しさも増しま
す。共通テスト利用入試を考えるのなら、前期を考
えることをお勧めします。
私立医学部の共通テスト利用入試で気をつけなけれ
ばならないことは、「大学によって合否判定に使用
する科目が異なる」ことです。
東京医科大学のように英語、数学、理科2科目、国
語、地歴公民1科目といった大学もあれば、杏林大
学医学部のように英語、数学、理科2科目の大学も
あります。
やはり、合格の可能性が高いと考えられる試験科目
で合否判定をする大学を考えるといいでしょう。
もう一つ注意すべきことがあります。それは、「国
語の試験範囲」です。
一口に国語と言っても、現代文に加え古文、漢文ま
でが必要なのか、現代文のみを合否判定に使うのか、
確認することを忘れないでください。
私立医学部の共通テスト利用入試は、共通テスト
受験前の出願が原則です。自分の得点を予想して、
合格の可能性が高いと思われる試験科目で合否判
定を行う大学に出願してください。