前回は、東京医科大学医学部推薦で新たに「全国
ブロック別」が実施されることをお伝えしました。
東京医科大学医学部進学のチャンスが広がりまし
た。
その東京医科大学推薦入試(学校推薦型選抜)は、
基礎学力検査(数理的問題)100点、小論文2題
で36点、面接24点、書類審査(調査書、出願書
類等)12点の、合計172点で合否が判定されま
す。
最も配点が大きいのは、基礎学力検査の100点で
す。基礎学力検査の問題内容については「数理的問
題」としか示されていません。東京医科大学医学部
を目指す受験生は、どのような問題が出題されるの
か、気になるところでしょう。
昨年の東京医科大学推薦入試の基礎学力試験では、
30問が出題されました。そのうち数学は5問、
物理が10問、生物が8問、化学が7問の合計30
問でした。理科は3科目が出題されています。
基礎学力試験では、英語は出題されません。まさに
「数理的問題」となります。「理科3科目は無理」と
考える受験生も多いでしょう。医学部受験での理科
は2科目が「当たり前」です。
しかし、心配はいりません。医学部受験に備えて理
科3科目をやっている受験生は、「いない」と考えて
いいでしょう。医学部受験のための勉強としては、
誰もが「理科2科目」しかやっていません。条件は
同じです。過去問を見れば、「理科3科目は、なんと
かなる」と感じるのではないでしょうか?
私は、東京医科大学医学部学校推薦型選抜で最も差
が付くと考えているのは、配点36点の小論文です。
基礎学力検査は、特殊な問題が出題されるわけでは
ありません。医学部受験に向けた日頃の勉強で対応
出来ます。しかし小論文、特に英語小論文は対策し
た受験生とそうでない受験生では、大きな差が付く
のは間違いありません。
「英文を英語で要約する」「自分の意見を英語で書
く」これらは、準備をしていないと全く太刀打ちで
きないでしょう。
メルオンから、東京医科大学医学部推薦に合格した
九州の生徒は英語、日本語両方の小論文対策にかな
り力を入れました。その成果が出たのだと思います。
東京医科大学の推薦入試には地域枠もあります。昨
年は茨城県、新潟県、埼玉県の地域枠がありました。
いずれの地域枠も一般公募に比べ合格最低点は低く
なっています。地域枠に出願出来るのであれば、チ
ャンスは広がります。
東京医科大学医学部学校推薦型選抜の昨年の過去問
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