私立歯学部受験では、多くの受験生が推薦入試(学校推薦型選抜)を受験します。
17歯学部全てで学校推薦型選抜(推薦入試)を実施していますので、私立歯学部の第一志望校で推薦入試を実施しているはずですので、多くの私立歯学部志望者は一般選抜の前に、学校推薦型選抜(推薦入試)を受けます。
私立歯学部人気校の、今年の推薦入試はどうなるでしょうか?
今年の私立歯学部学校推薦型選抜(推薦入試)で、受験生はどう動くのでしょうか?
まず、これまでの理科(基礎)2科目から理科(基礎)を1科目に変更した昭和大学歯学部の推薦入試です。
昭和大学歯学部の推薦入試は英語、理科、「数学または国語」ですので、数学無しでの受験も可能です。
推薦入試の過去問を公表しない大学も少なくない中、昭和大学歯学部では推薦入試の過去問も公表していますので、推薦入試に向けた準備もしやすいでしょう。
昭和大学歯学部学校推薦型選抜(推薦入試)の試験日程は11月17日(日)で、日程的にも問題無さそうです。
では、昭和大学歯学部の学校推薦型選抜(推薦入試)の志願者は、どうなるでしょうか?
昭和大学歯学部推薦入試の志願者が増えるのは間違いないでしょう。
問題は、「どのくらい増えるか?」です。
これは、「理科1科目」に変更になったことが、どれだけ受験生に浸透するかだと思います。
このブログでは以前から「昭和大学歯学部推薦の理科は1科目になる」とお伝えしてきましたが、昨日ようやく昭和大学のホームページで正式に発表されました。
「昭和推薦の理科は2科目」と思い込んでいる受験生は多く、変更に気が付かない受験生も多いように思います。
逆に言うと、理科の負担が軽減された今年の昭和大学歯学部推薦入試は「チャンス」と言えそうです。
学力試験が英語のみの日本歯科大学生命歯学部の推薦入試の志願者は、どうなるでしょうか?
試験日は11月16日(土)で日本大学歯学部、日本大学松戸歯学部と試験日が重なりました。
この試験日重複には、それほど影響を受けないと思います。
やはり、「英語のみ」というのは受験生にとって非常に取り組みやすいと思います。
また、募集人員をかなり超えて合格者を出し不合格者が少ないことも受験生には魅力的だと思います。
日本歯科大学生命歯学部の推薦入試は大きな変更も無いため、志願者も前年並みではないかと思います。
昨年の私立歯学部推薦入試(学校推薦型選抜)で最も多くの志願者を集めたのは大阪歯科大学の推薦入試でした。
大阪歯科大学に次ぐ志願者を集めたのは、東京歯科大学推薦入試(学校推薦型選抜)でした。
昨年の推薦入試で多くの志願者を集めた大阪歯科大学と東京歯科大学の推薦入試は、どうなるでしょうか?
大阪歯科大学の推薦入試は11月24日(日)で、その前日の11月23日(土)が東京歯科大学推薦入試の試験日です。
昨年、最も志願者を集めた大阪歯科大学と東京歯科大学の試験日が1日違いとなりました。
大阪歯科大学の推薦入試は専願制ではありませんので、他の歯学部推薦入試と併願することが可能です。
オンライン個別指導メルオンの生徒でも、大阪歯科大学と東京歯科大学の両方の推薦入試を受け、両方とも合格し東京歯科大学に進学した生徒がいました。
今年は試験日が1日違いになりましたので、東京歯科大学と大阪歯科大学の両方を受けることは難しくなりました。
もちろん、東京歯科大学の推薦入試を終えてすぐに大阪に向かい、翌日の大阪歯科大学推薦入試を受けることは可能ですが、これを受験生や親御さんがどう考えるか、です。
昭和大学歯学部や日本歯科大学生命歯学部なら、大阪歯科大学との併願は問題なく出来ますので、大阪歯科大学の併願先として昭和大学歯学部や日本歯科大学生命歯学部を考える受験生も出てくるかもしれません。
東京歯科大学は昨年、推薦入試の志願者を減らしましたが、場合によっては更に志願者を減らすかもしれません。